猟犬と甘党<SERVAMP>

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Aside

吊戯には御国に用事あるっていっちゃったけどほんとはヨハンのところに用事あるんだよね……

『わっえっなに？』

誰かから引っ張られて路地裏まで連れてかれたんだけど、これ知ってる、これ前に下位吸血鬼の人に連れてかれたのと同じ流れだ

『えっと…下位吸血鬼…？』

綺麗な女の人だなぁ…

「お願い少し分けて…喉が乾いて乾いて仕方ないの…貴方良いところの魔術師かなにかでしょう？貴方の血なら当分飲まなくたって平気よ、お願い…」

『うん、いいよ…好きなだけどうぞ、見つからないように気を付けてね』

綺麗な女の下位吸血鬼は少しビックリして「ありがとう」と何回もお礼を言ってから首のところに噛みついた

こんな下位吸血鬼もいるんだ…

基本女の下位吸血鬼ってあまり見かけないからわからないけど生きるのに精一杯な下位吸血鬼だって…

『お姉さんどこの下位吸血鬼なの？』

「憂鬱、憂鬱の下位吸血鬼」

『8番目か…ねぇ8番目ってどんな人？』

「…椿さんはすごく優しい、こんな私みたいな人だって助けてくれる、手を伸ばしてくれる、とてもいい人よ」

『そっか…お姉さん狼谷吊戯って聞いたことある？』

「みんな会ったら逃げろって言うわ、私はまだあったことないけれど私の友達も殺された人はたくさん…けどお金を渡せば助けてもらえるって聞いたことも……」

『そっか』


「Aったら何してるの〜？」

「嫉妬の…！」

綺麗なお姉さんは走って逃げてしまって御国は「ジェジェ」と名前を呼ぶとジェジェはそのお姉さんに噛みついてお姉さんは灰になって消えちゃった

「遅いと思ったら餌やりしてたわけ？Aなら殺せるでしょ」

『うん、ごめんね』

「……吸血鬼となんて仲良くできないよ、今の人はどうだったか知らないけど吸血鬼は平気でお前のこと傷つけるし裏切るよ」

『心配してくれてありがとう』

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