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137話 ページ49

吊戯side

吊「待っててねA」

俺はAを持ち上げると医務室まで運んだ

体力はあまりない方だけどAが軽くてよかった…

いや、Aが軽いのは臓器がないってことだからよくないか…



医務室に連れていくとすぐにAを見てくれた

刺さってるものとかを抜くとかなんとかで俺は外で待つことになった


ガラガラと扉が開いて医者が出てきた

吊「Aは?」

そう言うと

『ふふ〜完全回復!!…って言いたいところなのだけど…半日も眠ってないからまだ歩けないよ〜』

Aが少し浮きながら出てきた

吊「えっちょっと!?なら安静にしててよ!魔法使っちゃダメ!」

『えー、はーい』

そういってAは笑いながら病室に入っていった

吊「それでAは?」

医「…見た時には確実に死んでた…はずなんだが、急にパチっと目を開けたと思えば少ししてから俺を見てニコッと笑ってなぁ…」

吊「それで何か他に問題とかは???」

医「多分だけどね…耳が聞こえてないみたいなんだよ…」

吊「えっでも普通に会話できて…」

医「それ何だけどね…初め目をあけた時、声をかけても返事はなくてどこか遠くを見ていてね…だけど目が合ってからは普通に話してくれるようになったんだよ…それに視線が口元に行ってるから耳がもしかしたら聞こえないんじゃないかと思って」

…その話だと目もはじめは見えなかったんじゃ…


吊「ありがとう!Aちゃんに聞いてみるよ!」

医「お前もちゃんと定期的に来いよ」

吊「はいはーい」

適当に返事をしてAちゃんのところに向かった

Aちゃんはベットの上で眠っていた

今度は息をしていた

俺は近くのイスをだして座った



やっぱり塔間さんもAの事心配してるんだ…

Aのこと嫌ったりなんてしてないんだ…

じゃなきゃ観てもらうようになんて言わないだろうし…


それにA家族みたいなものだし…

…でも俺はA、いや、Aちゃんのこと、家族じゃなくて好きな人として見ちゃうんだよね…

Aちゃんは俺の事そんなふうに見てないことくらい知ってるけど…

それでもいいんだ…

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珠狐 - 応援してます 頑張ってください! (2018年2月12日 2時) (レス) id: cf31976c12 (このIDを非表示/違反報告)
白華(プロフ) - そんなに焦らなくても落ち着くまで待ってますから、頑張ってください!! (2017年3月22日 17時) (レス) id: 1ed76e692a (このIDを非表示/違反報告)
ちわちー - 頑張って!今読み返してます… (2017年3月19日 6時) (レス) id: dda6ad1166 (このIDを非表示/違反報告)
狐火 - 夢主……ええ子や……(;´д`) (2017年3月12日 11時) (レス) id: 21fd97819d (このIDを非表示/違反報告)
ちゅるぎ☆(プロフ) - 狐火さん» ありがとうございます!(*´▽`*) (2017年3月9日 23時) (レス) id: 8965c8aa38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゅるぎ☆ | 作成日時:2017年2月1日 1時

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