C3の死にたがり最年少戦闘員は憂鬱組に誘拐されました!! (ページ26)

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114話ページ26

Aside

『あ、ごめんごめん匂うかな…』

私はシャムの方を見て首をかしげた

シャムはだれよりも血の匂いにうるさい

シャ「貴様はなぜ早く言わない！」

『えへへ、ごめんごめん！嫌だったら鼻つまんでてもいいか…』

ク「油断するな、敵だぞ…」

あらあら…刺さっちゃってる

私の腹部と肩には見事に黒いものが壁ごとぶっ刺さっていた

壁まで刺さっているのではっきり言って動けない

『あ、ごめん、解けた…鼻つまんで逃げて』

ベ「何言ってるのォ！？Aを置いて逃げれるわけないじゃんかァ！」

『でも…』

こんなに大きく動けば私が知らせてなくてもC3が動く

C3はどちらかというと真昼側につく。

そうすればベルたちは捕まる可能性が高い

『あ…』

バタリバタリと、ベル、シャム、オトギリちゃんは倒れていった

目の前で

『ふふ、油断した私が悪かったってことかなぁ…』

真昼は動揺していた

真「ごめんな…A」

『いいや、謝る必要なんてないさ…真昼は正しいことをしたんだから…それにクロ戻れてよかったね…』

ク「…おう…」

『君も気にしてるの？いいんだよ私のミスなんだから…私に責任がある…』

私は自分の影を伸ばしてベルとシャム、オトギリちゃんを自分の腕の伸ばせるところまで持ってきて触れた

ク「そんなことしたら自分の身が持たなくなるぞ」

クロはそういって私の腕を掴んだ

『うん、分かってる…けど私のミスだから』

私はベル、シャム、オトギリちゃんの傷を治した

もう何時間かすれば目を覚ますだろう

園「貴様！血が出てるじゃないか！」

『え、あぁいいよ、死にはしないから』

園「そういう問題じゃ…」

リ「…と、とりあえずロウレスたちのところへ向かいましょうか！」

真「そうだな！」

『うん、私も行く』

鉄「でも刺さってるぞ？」

ク「えっ…いや、お前どうせ立てな…」

私は自分に刺さっていたものを抜くと『よし行こう！』とヒガンのいるところへ走って向かった

真「ちょっ…待てよ！」

クロside

ク「なんで立てるんだよ…」

リ「本当にAさんを見てるとAを見ているようですね」

ク「…そうだな、無理をするところがそっくりだ」

リ「クロはAに甘いのは相変わらずですねぇ…」

ク「なっ…お前もだろうが…」

リ「私ですか？私はクロとは違って恋愛対象として見ていませんからねぇ…」

そういってリリイはくすくすと笑った