C3の死にたがり最年少戦闘員は憂鬱組に誘拐されました!! (ページ20)

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108話ページ20

Aside

真「それはできないけど、別に人質だからわがままをいっちゃいけないわけじゃ…」

『…じゃあお風呂入りたい！』

はっきりいってお風呂はいってないもの！

汚いじゃあないか！

鉄「風呂か？ヒュー、いいか？」

ﾋｭ「何をいっておる…こやつはあくまでも人質…いつ逃げ出すかはわからぬぞ…」

それもそうか…

『じゃ誰か一緒にはいれば問題なくない？』

真「は？ここには男しか…」

『別にいいじゃないか～所詮まだ12だよ～？気にしない気にしない～』

鉄「別にいいんじゃねーか？」

真「鉄！？」

鉄「いや…そうじゃなくて、Aが逃げるとは思わねーし…」

ﾋｭ「…30分だけじゃぞ」

『やった！ありがとう！行ってきます！』

逃げようなんて思ってないけど、次に人質を捕らえたときはもう少し厳しくしないとだよ？

これじゃ逃げられちゃうし…

それに拘束もといたままだしね！

まぁ、温泉宿の温泉に入れるんだ…豪華！

それも多分独占できる！

脱衣徐に向かって服を脱いで入ろうと思ったときだった

目の前にあった大きな鏡に自分の姿がうつった

『わぁ…汚～い』

包帯を巻いていたところには首から腰にかけて所々赤黒いシミのようなものができていた

大きさも形もバラバラだ

そして血が垂れているところもあった

治らないのは治癒の能力が薄くなったのか？と思って魔法でどうにかしようと治癒の魔法を使ってみた

『あれ…消えないんだけど？何これ…』

まぁ、30分しかないんだ、早く入ってしまおう…

せっかくの温泉だけど、傷のことが気にかかってあまり楽しむことはできなかった…

まぁ、人質なのに楽しいもなにもないのだけど

『あー！服なーい！包帯も血塗れで使えなーい！何着ようー！』

パチンと指をならして下着を取り合えず着た。

『もうこれでよくない？下着って水着と変わらないでしょ？いや、水着がいいなら下着もいいでしょ？』

いやこんな汚いのはみたら気分が悪くなるか…

よし！服を着ても血で濡れるから傷を見せないように幻覚を見せよう！

『真昼～あがったよ～』

園「なっなんだ貴様！その格好は！」

リ「随分と大胆ですねぇ…傷の方はもう治ったのですか？」

真「いや！そこじゃないだろ！ま、まぁ、傷が治るのは大事だけど…ってA！服は！？」

『いやぁ、血が乾いてベタベタしてたから捨てちゃった～』

鉄「お？あがったのか？…浴衣ならあるぞ？」

『えっ、ほんと～！？着る～！』