C3の死にたがり最年少戦闘員は憂鬱組に誘拐されました!! (ページ14)

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102話ページ14

Aside

リリイさんはおやすみなさいといって何処かに消えて、傲慢も手伝いがなんとかって消えて、真昼はお風呂に行って、部屋に誰もいない

『自殺っていいな♪死ねたらいいな♪』

暇すぎてうろ覚えの歌を歌っていた

なんて素晴らしい歌なんだろう…

「な、なんじゃその歌は…」

えっと、傲慢のSERVAMP…だよね？

『え？知らない？有名な歌だよ？ほらドラ○もんの…』

「いやいや！そんな歌じゃなかっただろ！」

『え～？そうだっけ～？そしておかえり真昼』

「お主…寂しいとは思わないのか？」

『え？何で？』

「先程お主の年齢をリリイから聞いてな…その年齢には見えんが、人を見た目で判断してはならぬからな…」

「ヒュー…」

『ふふ、寂しくなんてないよ…？私、そんなわがまま言ったらまた捨てられちゃうかもしれないもの…それに寂しいだなんて贅沢じゃないか』

「な…」

「捨てられる？誰に」

『塔…いや、椿にも…』

「塔？」

『あぁ、私、君達は大嫌いだと思うけどC3の人間だったの…いや、今も』

「え、それって…」

「それは…どういうことじゃ？」

『私、本当はC3のスパイみたいなものなの…だけど、椿と一緒にいて幸せだと思ってしまった…ずっと一緒にいたいと思ってしまった…私はC3側も椿達のことも裏切ってしまった…』

「じゃあ…結局Aは…」

『どっちなんだろうね、もともとC3は塔間さんしか本当のことを知らない…皆は私は死んだか、行方不明だと思ってるはず…』

「え！？何で…」

『あ、それは任務中に川に飛び込んで、そのあと椿に拾われたから…C3の人は飛び込んで死んでるか凍死してるか…とかそんな感じだと思う』

「任務中に何してるんだよ！」

『…う～ん、日常茶飯事だよ～それに、ちゃんと任務はこなしてたから大丈夫～』

「それで、結局どういうことなんじゃ？」

『C3側に行ったところで既に裏切っているから私の居場所はない…かといって椿側に言ってもこれがバレたら裏切り者…だからどちらでもないといえばどちらでもない…』

「C3を裏切ったのか？」

『裏切ったというよりは…命令に背いた…椿の行動は全て知らせないといけないことになってる…けど、知らせなかったり、椿の下位吸血鬼を助けたり…色々命令に背いてしまった…命令が遂行できなければ私の価値はない…』

「そこまで言わなくても…」

C3というよりは塔間さんを裏切ってしまった

塔間さんは私を救ってくれたのに