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2side
今日もいつも通り撮影が終わって、メンバーは早々と帰る準備を始める。
M「玉、一緒に帰ろっ!」
t「はいよ〜」
F「北山、帰るよー」
K「おう」
各々、カップルがイチャイチャしている。
S「ニカ〜!一緒にかーえろ〜!」
そんな中騒がしく、笑顔で千賀が俺の元に来た。
2「おう!帰ろ帰ろ〜♪んじゃ、お疲れー」
S「お疲れ様でした〜」
と、メンバーに軽く挨拶をしたら、外に出てタクシーに乗り込む。
2「今日千賀の家行ってもいい?」
S「いいよー」
__俺は千賀のことが好き。
いつから好きになったかは分からない。
ただ、気付いたら好きになっていた。
ずっと一緒にシンメとして、ニカ千として活動してきて、俺らは双子とも呼ばれるぐらいの仲になっている。
ずーっと千賀のことを想っていて、俺なりに意思表示もしているつもりなんだけど、超がつくほどの天然の千賀には伝わるわけもなくて。
俺は片想いを拗らせている。
S「ニカ?どうしたの?ぼーっとして。」
2「…あ、悪りぃ。ちょっと考え事してた」
S「ニカが考え事なんて珍しーw」
そうやって千賀はからかうように笑った。
そんなこんなで千賀のマンションに着いた。
なんでもない会話をしたり、ゲームをしたりして、時間が過ぎていく。
S「やっぱ、ニカと一緒に居るときが一番楽しいなぁ」
そう言って千賀は微笑む。
やばい。可愛すぎる。
2「千賀……好きだ。」
あれ?俺何言ってるんだろう。
早く弁解しないと。
こんなこと、俺から言われても困るだろう。
俺が次の言葉を言いかけたときに千賀は、
S「俺もニカのこと好きだよ!だって俺ら双子でしょ!嫌いなわけないじゃん!」
そう言ってにこりと笑った。
そうじゃない。そうじゃないんだ。
ただ、俺には本当の気持ちを伝える勇気がなくて、
2「そう…だよな!」
と、笑い飛ばした。
なんでいつも伝わらないんだろうか。
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作者名:カオル | 作成日時:2018年8月17日 23時