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はあ、思わずため息が出る。目の前の賢い癖に馬鹿な男に。
｢……お前はアホなんか、そのくだりはもう終わってんねん｣
｢あほ！？なんやお前表出ろや！！｣
｢そーいうとこやぞアホ｣
｢あぁん！？｣
今にも飛びかかってきそうなオスマンに、急にスイッチ入ったみたいに治安悪なるなと呆れた。Aがおったら絶対見せへんような態度で、今度録画して見せたら面白そうだなと考える。そんな事はさておき。
｢お前がそそくさと出ていくからやろが、あの二人はとっくに俺のこと知ってるゾ｣
｢え、マジ？なんなんそれ聞いてない俺にも教えて｣
｢ビビって逃げた癖に簡単に聞けると思うなよ｣
バツが悪そうに閉口して明後日の方向を見たそいつに思わず笑う。深緑に先程の濁りはもうなかった。
ほんまコイツは、前と比べると感情を隠すのが下手くそになったなあ。そう思い始めるとおかしくて可笑しくて声を上げて笑うとオスマンは飛び跳ねて驚いて。なんかデジャブやな。
｢お前ほんま、ビックリするからやめてや｣
｢なんでやねん、俺は元からこんなんやろ｣
｢よう言うわ俺の知ってるお前はほとんど仏頂面で無口な印象やぞ……あ、でも｣
この部屋に来た時よりもずっと表情がやわらかくなったオスマンは思い及ぶと口を開く。
｢Aちゃんと出会ってからはよう話すようになった気がするわ｣
なるほど、ただそう思った。言われて気づいたが確かにそれ迄は必要最低限の会話で終わっていた気がする……気がする。あんまり思い当たる節がないってことはそういう事なんだろう。
｢違う、話し掛けられるから話すだけだ｣
｢またまたそんなこと言うて、嬉しいくせに。まあでもそっちの方がええと思うわ｣
｢そうか、因みに俺悪魔やから｣
｢……ん？まってまって、ほんまに言うてる？そんな大事なことサラッと言わんといて？｣
お前が聞いてなかっただけだゾ。
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ねこ(プロフ) - 残念なうずらさん» うあー！コメントありがとうございます！嬉しくてにへにへしちゃいました…笑 私もイメソン大好きオタクなので共有出来て良かったです^^ この度は、最後までお付き合い頂きありがとうございました！またどこかで会えましたらよろしくお願い致します…♡ (5月7日 5時) (
レス) id: add6e87120 (このIDを非表示/違反報告)
残念なうずら(プロフ) - 完結おめでとうございます。手に汗握りながら最後まで見届けさせていただきました。当方、事あるごとにイメソンを探し漁るオタクなためあとがき非常に助かりました。また読み返しながら聞いてみようと思います。この度は素敵な作品をありがとうございました！ (5月7日 0時) (レス) @page45 id: fce40baecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2023年4月15日 23時
