見てくれていた ページ27
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善逸くんと遊びに行った翌日、私はかなり眠気が残ったままで起床した。
昨日遊んだことを布団の中で何度も思い出してしまっていたせいで、疲れていたのにも関わらずなかなか眠れなかったのだ。
A『おはようございまs・・・ふあぁ〜』
ついつい欠伸が出てしまい、私は目元をごしごしと擦った。
それでも眠気は収まらない。
蕨姫「おい」
蕨姫が目の前にいることにさえ気が付かないほどに。
A『え!?わっ!』
ぶつかりかけて初めて、私は蕨姫の存在に気がついた。
蕨姫「何やってるんだい!本当にお前は鈍臭いね」
A『うぅ・・・すみません』
蕨姫「それにしても、最近妙に機嫌がいいじゃないか。浮かれておかしなことをするんじゃないよ」
A『気をつけます・・・』
蕨姫「アタシは急いでるんだ、こんなことで足を止めさせないようにしな」
A『は、はい!』
蕨姫は、早足で去っていった。
私も妙な違和感を感じつつその場を去る。
そしてその違和感に気がついたのは夕方、お客様への接待の準備でごたついている時だった。
”最近妙に機嫌がいい”
A『あれ・・・蕨姫花魁・・・私の変化に気づいてた・・・?』
まさか、それくらい私を見ていてくれたのか?
今すぐにでも確認に行きたかったが、蕨姫の手を煩わせるわけにはいかない。
私は驚きと喜びをすべて、胸の内に留めておくことにした。
その時。
ドガッ!!!
京極屋に、轟音が響き渡った。
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夕和(プロフ) - 語彙力無のネコさん» コメントありがとうございます!堕姫ちゃん可愛すぎるから、本編よりもっと好印象にしちゃいましたw (2022年10月8日 21時) (レス) id: 5def6d75b1 (このIDを非表示/違反報告)
語彙力無のネコ - 最高(*`ω´)b最高最高最高!夢主ちゃんも堕姫ちゃんも可愛すぎぃッッッ!!!♡ (2022年10月8日 21時) (レス) @page19 id: e04f466ec6 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 青白の狼さん» それいいですね! (2021年11月23日 23時) (レス) @page48 id: 63ca64d519 (このIDを非表示/違反報告)
璃亜那(プロフ) - 青白の狼さん» 今の予定だと話が入らないので、続編で入れますね!素晴らしい案ありがとうございます! (2021年11月16日 13時) (レス) id: 0456b1597f (このIDを非表示/違反報告)
青白の狼(プロフ) - 蕨姫パイセン・・・ただ倒すだけでなく、転生後の友情物語もあったらいいなー。 (2021年11月16日 13時) (レス) @page35 id: eebaad3e1e (このIDを非表示/違反報告)
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