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家に帰って宿題をさっさと終わらせた私は、メモリア・ストリートを開いてみた。
友人から聞いた話だと、プレイヤーは記憶を失った少女を操作し、仲間と共に記憶を取り戻すための旅に出るゲームだそうだ。
グラフィックが綺麗だ。ふとそう思った。
当たり前のことではあるが、ゲームの向こうに無機質なビル街はない。代わりに、広大な自然が広がっていた。
よくわからないが、とりあえず進んでみよう。
そう思った時だった。
一瞬体が浮くような感覚がして、私は動きを止めた。
何が起こったのか、全くわからない。
直後、激しい揺れが私の体を襲った。
地震だ。大きい。
立っていられないほどの揺れに恐怖を覚える。
家族は大丈夫だろうか？
近くに住む親戚の人たちはどうだろう？
学校の友達や先生は？
関わりがある人達の顔が、次々に脳内に浮かんでは消えてゆく。
ふと目の前を見ると、部屋のタンスが倒れてくるのが見えた。
あ、やばい。
私、死ぬんだ。
他人事のように、ぼんやりと思う。
最期にやってたのがスマホゲームだなんて、皮肉もいいところだ。
鈍い音がして、私の視界から光が消えた。
どこかで、声が聞こえる。
「…ふきょだいじしん…のとうきょう…」
聞き覚えがある声だ。
誰の声だったっけ？
「…南海トラフ巨大地震が…」
「津波が来ます、今すぐ逃げてください。…」
「早く高いところに…」
「…都民の皆さん、」
「…身の安全の確保を…」
ニュース番組で聞くような声。アナウンサーの声なのだろうか？
あれは、南海トラフ巨大地震だったんだ。
ニュースの声が聞こえるということは、私は生きているのだろうか？
ああ、また声が遠のく…。
どれくらい時間が経ったのだろう。
「…ちゃん？聞こえる？」
「おい、まじで連れてこられたのかよ」
「すごい…！」
再び声が聞こえてきた。
でもさっきとは聞こえ方が違う。
さっきの声は、どこか遠くから聞こえるような、ぼんやりしたものだった。
対してこちらは、近くで呼びかけられているように感じる。
この声は誰だろう？
「Aちゃん！」
「えっ！？」
耳元で、知らない女性に呼びかけられて飛び起きると、そこはさっきまで自分がいた場所とは違うどこかだった。
ここはどこだ？そして、何がどうなっているのだろうか。
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たまき - やほ。本人です。ネットワーク障害でpc使えなくなったので今日は来れないごめん。これはおじいちゃんのスマホw (2023年1月29日 8時) (
レス) id: 552d662989 (このIDを非表示/違反報告)
キル坊(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございます！こちらの作品でコラボさせていただいているキル坊と申します！お褒めの言葉とても嬉しいです、更新頑張れます！ありがとうございます！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: a4a1b981d8 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございます！私のアイコンはpicrewの「少年少女好き？」様で作らせていただきました。 (2023年1月27日 18時) (レス) id: ad7268cde5 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 更新頑張ってください、あと、気になったのですが、たまきさんのプロフィールの画像ってどこで作られたものですか？ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 1b4f4241a2 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - この作品大好きです！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 1b4f4241a2 (このIDを非表示/違反報告)
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