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天舞を注意する鈴凪さんと、それに不貞腐れる天舞。ひなたちゃんはそれを見て微笑んでおり、湊都君はそれを少し離れた場所で見守っている。
傍から見れば湊都君がハブられているようにも見えるが、これが彼らにとっての丁度いい距離感なのだろう。
それに対し、私はどうだ？
今日というよりついさっきここに来たばかりで、今やっと皆の名前と役職を覚えたくらいだ。
RPGゲームのはずなのに、そして私は”勇者”のはずなのに、私には剣を振り回すことくらいしかできない。
私なんかが、ここにいていいのだろうか。ここにいる意味はあるのだろうか。
もう例の話を承諾してしまったのだから、今更覆そうとは思わない。
でも、なんというか…引っかかるものがあるのだ。
なんだか情けなくなって、私は湊都君と同じようなポジションで彼らを見守る形になった。
ふと思い立って、渡してもらった剣を持ち軽く振ってみる。
しかし手首がもげそうになって、慌てて持ち直した。
…これ、やっぱり重くない？
ゲームの中で、勇者として活躍するキャラクターは苦労しているんだな、と的外れな感想を持った。
ふと目をやると、いつの間にか湊都君が消えていた。
さっきまでいたはずなのに、どこへ行ったのだろう？
「無理はするな」
首を傾げていると、すぐそこで声が聞こえて私は飛び上がった。湊都君だ。
「うわっ！」
「怪我の元だ」
「…え？」
喋ったこともそうだが、何より彼が私のことを気にかけていたことに驚いた。
失礼だが、第一印象は愛想の悪い人。
事実、メンバーの中で一番喋っていないし表情も変わらない。
どんな人か全く分からなかったけれど、案外優しい人なのかもしれなかった。
「…ありがとう」
まだ困惑しつつも礼を言うと、湊都君が重ねて言った。
「それは重い。しっかり持っていないと腕がやられる」
「う、うん、わかった！」
「すぐにできるようにはならないだろうが、練習なら手伝う」
「えっ」
ちょっと待ってください？なんか湊都君キャラ崩壊してない？
会ったばかりの人に対してキャラも何もないと思うけども。
湊都君は、なぜ私が驚いたのか分からないと言いたげな顔だ。
鈴凪さんは皆をまとめるのに忙しいだろうし、ひなたちゃんも鈴凪さんといたいだろう。私は入りづらい。
天舞は…遠慮しておく。
今後は、湊都君と一緒にいてもいいかもしれないと思った。
彼となら、比較的気楽な私でいられそうだ。
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たまき - やほ。本人です。ネットワーク障害でpc使えなくなったので今日は来れないごめん。これはおじいちゃんのスマホw (2023年1月29日 8時) (
レス) id: 552d662989 (このIDを非表示/違反報告)
キル坊(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございます！こちらの作品でコラボさせていただいているキル坊と申します！お褒めの言葉とても嬉しいです、更新頑張れます！ありがとうございます！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: a4a1b981d8 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございます！私のアイコンはpicrewの「少年少女好き？」様で作らせていただきました。 (2023年1月27日 18時) (レス) id: ad7268cde5 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 更新頑張ってください、あと、気になったのですが、たまきさんのプロフィールの画像ってどこで作られたものですか？ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 1b4f4241a2 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - この作品大好きです！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 1b4f4241a2 (このIDを非表示/違反報告)
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