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「はい、それじゃあ早速だけど、コレを渡しておくわね。」
そう言うと女性…成海さんはファンタジーの醍醐味、剣を私に渡してきた。
見た目は軽そうなのに意外とずっしりしていて重い…。
「成海さん、これは…？」
「Aちゃん、私のことはぜひ鈴凪と呼んで。それから、それは剣よ。」
「あ、はい…いや剣なのはわかります。」
私が聞きたいのはなぜ私に剣を渡してきたのかなんだけど…。
「それから、大事なお洋服よ。女の子だもの、おしゃれは必要よね！」
鈴凪さんは私をスルーして今度は服を手渡してきた。
おしゃれよりもなんで剣を渡されたのかが気になるんだけど…。
「あの、鈴凪さん、」
「さ！早速着てみて！私とひなたちゃんで選んだのよ。気に入ってもらえると嬉しいわ！」
「着替え室はこっちだよ！」
剣について聞こうにも、鈴凪さんとひなたちゃんの勢いに押され、
着替え室へと押し込められてしまう。
あれ、私なんでこんな呑気に着替えなんてしてるんだろう…。
着替えを終えた私は鈴凪さんたちのいる場所へと戻った。
「まぁ！よく似合ってるわ！」
「わぁ！似合ってる！やっぱりこれにしてよかったね！」
渡された服はいかにもファンタジーという感じで…
やはりここは私がいた世界とは違うのだと実感させられる。
それにしても…
この服…結構生地薄いよね。おしゃれとしては良いと思うけど、防御の面は大丈夫なのかな。
「って、そうじゃなくて！」
「っんだよ、急に大声出すんじゃねーようるせーな。」
天舞とかいう先ほどから私に突っかかってくる少年はこの際無視しよう。
「なんで私に剣なんか渡したんですか。」
ようやく聞きたかったことを口に出せた…。
「あぁ、それは貴方の役職に関係しているわ。」
「私の役職？」
首を傾げる私に鈴凪さんはにこりと笑いかける。
「えぇ、そうよ。貴方も知っていると思うけど、この世界には役職というものがあるの。私で言えば治療師がその役職ね。」
「それで、私の役職というのは…？」
剣を使う役職となると、私が知っている限りでは
剣士や戦士、騎士くらい…私が知らないだけで、きっともっとたくさんの役職があるはず…
湊都君の役職である暗殺者みたいなちょっとマニアックなものなのかも…。
「あぁ、貴方の役職は…勇者よ！」
「いやまさかの超スタンダード。」
どうやら私の役職は全然マニアックじゃない勇者らしい。
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たまき - やほ。本人です。ネットワーク障害でpc使えなくなったので今日は来れないごめん。これはおじいちゃんのスマホw (2023年1月29日 8時) (
レス) id: 552d662989 (このIDを非表示/違反報告)
キル坊(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございます！こちらの作品でコラボさせていただいているキル坊と申します！お褒めの言葉とても嬉しいです、更新頑張れます！ありがとうございます！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: a4a1b981d8 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございます！私のアイコンはpicrewの「少年少女好き？」様で作らせていただきました。 (2023年1月27日 18時) (レス) id: ad7268cde5 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 更新頑張ってください、あと、気になったのですが、たまきさんのプロフィールの画像ってどこで作られたものですか？ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 1b4f4241a2 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - この作品大好きです！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 1b4f4241a2 (このIDを非表示/違反報告)
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