奇跡と絆 Ⅴ (ページ25)

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神山side

葵唯が40度近くの熱を出し入院することになったと聞いたのは葵唯が搬送されて処置が終わった後のことだった。
濱ちゃんが救命にやってきてそこで聞いた。

葵唯のいる病室へ向かう

神山「A、」

Aは顔がぐちゃぐちゃになるぐらい泣いていて憔悴していた
俺はAを抱きしめた

神山「濱ちゃんからさっき葵唯の状態聞いた。大丈夫。葵唯は強い子だから、信じてあげよ」

A 「私…怖い。もう…家族がいなくなるのは嫌…。」

神山「大丈夫。…俺たちが信じなくて誰が信じるの？葵唯なら大丈夫だよ。一回、家に帰って休もう？」

A 「嫌！…葵唯のそばにいる」

神山「葵唯のこと、心配なのは分かる。でも、Aの身体も心配だよ。ママが元気じゃないと悲しいでしょ？」

A 「でもｸﾞｽﾞｯ葵唯が目覚ました時誰もいなかったら葵唯が可哀想ｸﾞｽﾞｯ。大丈夫。私は大丈夫だから葵唯のそばにいさせて？」

神山「…分かった。濱ちゃんに頼んでみよう
紬葵たちはここの保育園に預けてある」

A 「ありがとう」

その後、濱ちゃんに頼んで病室に居れることになった