５舎 １７ ページ19
ウ「卑怯と言われるかもしれませんが、僕は空から攻撃させてもらいます！」
貴「そんな無粋なこと、言いません、よっ！」
気の力を使って宙に浮かんだ
ウパさんは、そのまま私の居る地面に向かって
雨のように気を球状にしたものを降らせた。
地面にちらりと視線を向けると、
ぼこぼこに抉れているのが見えた。
中々の威力のようですね、
当たれば流石に不味いか……
貴「では、軌道を逸らせばいいですね」
そう呟いた瞬間、私の周囲を囲むように
水の流れが発生し、まるで水の羽衣を
纏っているかのような姿となった。
ウ「！？」
水流を操り、雨のように降る攻撃の軌道を
脇にずらしていく。
防戦一方になってはいるものの、
これほどの攻撃を
長時間行えば集中力が途切れる時が
必ずある。
貴「(その集中力が切れた時が、狙い目ですね)」
＊＊＊＊＊＊＊
リ「綺麗だ……」
５８番とAの戦いを見ていた２番が
思わずといった様子で呟いた。
チ「確かに、舞ってるみたいだねぇ」
猪「つーか、人間の戦いじゃないでしょ。アレ」
チ「ん〜…まぁ、ウパさん居る時点で今更じゃない？」
猪「言われてみりゃそうだなｗｗ」
リ「しかし、Aさんは防戦一方。このままいけば引き分けになる気が…」
猿「いや、この勝負もAの勝ちだ」
猪「おぉ、言い切りやしたねぇ？」
猿「一見５８番がAを押してるように見えるが、実際には下手にAに手を出せないから、空からの遠距離攻撃を選択しているにすぎねぇ。それにあいつの気も無限に使えるわけじゃねぇ。Aは攻撃を避けながら、５８番の集中力が途切れんのを待ってんだよ」
もっとも、あいつはまだ本気を出してねぇみたいだがな
息切れ一つしてねぇ上に、
動きのキレに、ばらつきがない。
チ「ま、俺は小難しいことは考えないで、素直にAちゃんを観賞しとくよ」
猪「お前も一回、戦ってくりゃ良いんじゃねぇの？」
チ「いや、一瞬で殺されるってｗ俺が敵う訳ないでしょｗ」
猪里と７１番がそんな会話をしている間に
５８番の集中力が途切れた隙を狙って
高く跳躍したAが、掌底突きを食らわせていた。
傍目から見ても結構な威力だったのが分かる。
５８番は地面に叩きつけられた後
うめき声を上げながら、転がった。
あー…ありゃ、戦闘不能だな。
猿「そこまで！勝者A！」
久々に、俺も楽しめそうな相手だな
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SHANA(プロフ) - はい、楽しみにしてますね！ (2018年1月1日 0時) (
レス) id: a25e95bc5d (このIDを非表示/違反報告)
魔夜魅月(プロフ) - SHANAさん» コメントありがとうございます！続編も楽しんでいただけるよう頑張りますね！ (2017年12月31日 23時) (レス) id: 24c3ac3236 (このIDを非表示/違反報告)
SHANA(プロフ) - 続編楽しみにしてます！続きとってもきになりますね！毎回楽しみです！ (2017年12月31日 23時) (レス) id: a25e95bc5d (このIDを非表示/違反報告)
忍 - 大丈夫です！ (2017年12月17日 9時) (レス) id: d3e7e2edb6 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜魅月(プロフ) - 忍さん» 忍さんコメントありがとうございます！それと、胃は大丈夫ですか？！ｗ (2017年12月16日 14時) (レス) id: 24c3ac3236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔夜魅月 | 作成日時：2017年12月7日 1時
