【銀魂3z】好き、だけど【坂田銀八】

マジでか ページ32

5分程経ち、脇に挟んだ体温計がピピ、と音を上げる。



「どうせ平熱だろ」と自分の用意を進める先生を尻目に体温計に目をやれば。









「…………え゛。」



そこには、[38.5℃]と。


え…え、マジ？




「ちょ、ちょっと先生！見てくださいコレ！！」



「あァ？何、30度行ってなかったの？」




んな訳あるか。


そうじゃなくて、と体温計を見せれば。




「お前絶対レンジでチンしてきただろ！」



「する訳ないじゃないですか！んなことしたら壊れますよ！！」




だったら確かめてやらァ、と先生が私のおでこに手をあて、




「……熱いな」



「マジですか」




顔も赤いし、言われてみりゃ熱だわコレ、と言う先生。多分顔が赤いのは至近距離の貴方の顔のせいなんですけどね。




「仕方ねェ、今日は休みだな」



「マジですか」




俺仕事行くけど、ここで休んでていいぞ、との先生の言葉に甘えさせてもらう。





熱を自覚したとたん症状が出てきた感じだ。とてもじゃないけど自分の家まで帰れそうにない。




じゃーな、と先生の声を聞きながら、ベッドに逆戻りした。

普段通り　side 先生→←すっかり忘れてた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す