【銀魂3z】好き、だけど【坂田銀八】

生殺しというか生き地獄というか　side 先生 ページ29

【先生side】



「…マジかよ」




風呂から出て最初に見えた光景。それは、




「……どんだけ無防備なんだよお前…」



俺のベッドに凭れて眠るA。






…え、何コレ、お泊りコース？マジで？



いやいや、流石に生徒が教師の家にお泊りはマズイだろ！




起こそうとAに手をかければ。





「…ん、…」




寝返りを打ち、Aの顔がこちらを向いた。




「……こりゃァ…」



マズイ。




目と鼻の先にはどこまでも無防備な寝顔。



…俺、これに耐えられんの？




起こすも地獄、起こさないも地獄だ。…まぁ、どこかではガッツポーズしている自分が居るが。





(…抑えろ抑えろ…！)




自分に言い聞かせながらAの膝の裏に手を入れ、ベッドまで運ぶ。






いつもは自分だけのベッドに一回り小さな女が収まっている様はどこか不思議で、そして“手に入れたい”と切に願った。

自我を保とう→←男女の体格差があるから

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