【銀魂3z】先生、だけど【坂田銀八】

端から端までロクなのが居ないクラス ページ9

「失礼しまーす」



中の返事など聞かずに国語準備室の戸を開けた。





「――…おぉ、Aか」



「他に誰がいるんですか。

これ、お願いします」




居眠りしていたらしい先生は、ずり落ちそうな眼鏡をかけ直してこちらに向き直り。




「……少なくねーか？」



「少ないですね」




ったくアイツ等、と先生。




「まぁ3zにロクな生徒なんて居ませんしね」



自分のそんな言葉に自然と幾人かが思い浮かんでくる。…うん、ロクなのじゃない。取り敢えず話を聞けみんな。



「にしてもこりゃ…」



と、憤る私に反して先生はノートの束…、というか多分片手で数えられる程の数しか重なっていないノート数冊をみてため息を漏らした。




「誰だ？出したのは。

…えーと、ぱっつぁんとAとマヨラーと…屁怒絽さんね、うん」




最後の人にだけさん付けだったのは気にしないものとする。私も呼び捨てなんてそんなことできないし。



「このクラスなんでこんなんばっか揃ってんの？何？俺への嫌がらせ？」


「いやー多分先生が先生だから皆ああなんですよ」
「どういうこったコラ」



どういうことも何もね。

生徒を道連れにする教師→←口が悪いのはお互い様ってことで

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