【銀魂】万事屋一の美少女は金より銀がお好き

聞いてなかった　noside ページ23

「悪りィ、話長くて半分以上聞いてなかった。」


「き･･聞いてねェじゃすまねェぜ、俺をやれば･･･ッ」


「お前が終わんだろ」



金髪の頭をむしり取りながら銀髪がそう言った。



＊


はぁ、はぁ、と息を切らせながら走るのは、4人の男女。


「銀さん･･、待っててね」


黒髪の女が呟いた。



＊


とあるビルの屋上へと向かう階段。


「て、テメェ、まさかその手で終わらせるつもりか。仲間をひと目見ることもなく、失ったまま、全てを。」


カツン、カツンと足音を立てながら歩くのは銀髪。その手には金髪の生首がある。


銀髪は何を言うでもなく無言のまま屋上のドアを蹴って開けた。



そしておもむろに口を開く。


「終わらねーよ。

終わんのは、俺とお前だけさ、兄弟」


「切腹！？記憶どころか全て失い、廃人になるぞ！！」


「結構なこったよ。散々人に忘れられたんだ、今度は俺が忘れる番だ。」


「馬鹿な！俺を殺ったところでコピーがいるというのを忘れたか！」



「俺にも、コピーってやつが居んのさ。言うことなんざ何一つ聞かねーが、同じ魂引っさげた分身がな。

よく覚えときな金時。この銀魂の主人公ってのはな、」


銀髪が、木刀を構えた。



「―――――――この漫画の中に生きとし生ける、全ての馬鹿どものことだァァアアアア！！！」



金髪の頭に木刀を突き刺すと、まばゆい金色の光があたりを包んだ。

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ラッキーキャラ

来島また子

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