計算なんかじゃ ページ15
「・・・たまをやっただ?テメーで壊して、テメーで直しに来る奴が何処に居る。
それにな、俺は人間の言葉や心が移ろいやすいのをよく知ってる。からくりの魂は鉄よりも重てぇってな。たまが信じたんなら、俺もテメーを信じるしかあるめぇよ。」
「源外さん・・・」
「ケッ、クソジジイが。そんなだからテメーで作ったポンコツに洗脳なんかされちまうんだよ。」
「ポンコツにリーダーの座奪われた主人公には言われたくねえ。
どうするつもりだ?優秀にも俺のポンコツはかぶき町を完璧に包囲しとるぞ。」
「・・・どうもこうもねえよ、やる事は一つだ。」
「相手取るのはかつての仲間。お前ェにとっちゃ、最強最悪の敵だろうよ。
それを見越しての罠だ。お前ェに万に一つも勝ち目はねえよ。」
「理屈で言えばな。だが生憎、俺達は計算が苦手なんだ。」
銀さんは私と定春を見る。
「とうとう俺等は2人と1匹になっちまった。
2+1は3か?」
「まさか」
そう返す私と、首を横に振る定春。
「だよな。
――――――――3になんか成らないんだよ、俺たちは。」
「人の心は計算なんぞ当てはまらないってか?
無法無策無鉄砲、いくらでも言い様はある。だが、奴にもし弱点があるとすれば、それなのかもしれねえよ。完璧な奴だからこそ、予測できないもの、計算から外れた存在。
坂田銀時、テメェという大馬鹿だよ。俺はリーダーってやつに一番大切なもんをアイツに入れ忘れてたのかもしれねえ。・・止めてやらなきゃな」
「馬鹿+3。加えとくぞ、クソジジイ。」
「あぁ。必ず、バカをもう一人引き連れていく。だから銀の字、0になんざ、なるんじゃねえぞ。―――――――――金時に勝てるのは、銀時しかいねえよ。」
源外さんの顔を背中に、私たちを乗せた定春は走り出した。
ラッキーキャラ
来島また子
975人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結依 - 最高でしたあああああああお幸せにいいいいいいいいいい!!! (2022年12月30日 12時) (レス) @page42 id: 546cca6b35 (このIDを非表示/違反報告)
怜斗 - ヤバい^^;銀さん男前すぎる!かっこいい!! (2018年8月13日 15時) (レス) id: 62ec5422b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - もう胸が…もう銀さんんんんぁぁ!! (2018年7月25日 19時) (レス) id: 34fff6315e (このIDを非表示/違反報告)
弓理恵 - はうあああ〜/// 最高でした!!銀さんかっこよすぎで本当にキュンキュンしまくりました!!続きを全裸待機ですううう!! (2018年3月27日 16時) (レス) id: 731d7cc7de (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - もうヤバかったです! ドキがムネムネしました〜(笑) (2017年3月28日 12時) (レス) id: 9bef2a36cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:中村 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/
作成日時:2013年11月10日 21時