【銀魂】万事屋一の美少女は銀さんと恋仲です

一人と　side 銀さん ページ35

――――――――――

―――――――真っ暗だ。


それは、頭からゴミ袋の山に突っ込んでいるからとかじゃなく。


ザァ、と先程より激しさを増した雨が体を強く打ち付ける。


身ぐるみ剥がされた状態では寒いんだろう、多分。



今の俺にはそんなことを感じる余裕もない。


と、


「アゥーン」


「･･うるせーぞ、野良犬」


―――ほっといてくれ、脇役の俺なんざ捨て置いてくれ


続けた言葉に、自分で内心苦笑する。

犬相手に、何やってんだ俺ァ。


「･･･クゥーン」


「あっち行けって言ってんのが聞こえねーの･･」
「ワン！」


「定春･･」


見覚えのある巨体。


「定春、もしかして、俺のこと･･」


目の前が一瞬で真っ暗になる、今度は視界的な意味で。




「―――見つけた。


この世界にも、金色に染まっていない人が、一人と一匹と･･、一機」



そこに立っていたのは、



「探しましたよ、銀時様」


―――――――――た、

「･･･たま。お前ら、何で･･」



「ご安心を。たとえ世界中が銀時様を忘れても、私のデータから貴方が消えることはありません。寝るときはちゃんとリセットを押しながら電源を切ってますから」

「ワン！」


「銀時様もそうですよね。」

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ラッキーキャラ

来島また子

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