その後 ページ29
――――――
「で？Aちゃんはそろそろ俺に寄ってきてくれるわけ？」
「え」
神楽ちゃんが寝付いた頃、銀さんにそう尋ねられる。
「誤魔化しても無駄だぜ？ここんところちょっと避けてただろ」
うっ、と言葉に詰まる。
確かに無意識に銀さんを避けてしまっていた節はある。
しかしその理由は私の自信の無さな訳で。
言ってしまえば一方的に私が悪いのだ。
「いやもう･･その件に関しては、申し訳なく思っております」
「へー。じゃぁ誠意のある対応をして貰わねーとな」
銀さんの顔がドS顔だ。ヤバイぞこれはヤバイ。
「ど･･どのような対応でしょうか」
「Aからキス」
「え゛」
キキキキキスゥゥウウ！！？
え、私から？
そりゃまぁこの間の朝は出来たけど、あの時と今じゃ状況が大分違うわけで！！
「ど･･どうしても？」
「それ以外だともっと恥ずかしいのになるけどな」
「キスでお願いします」
思わず言ってしまった。銀さんはしたり顔だ。だけどあそこでああ言わなければ絶対にもっと大変なものになっていた。
「じゃ、じゃぁ目瞑って？」
「却下」
「マジでか･･」
「マジだ」
これはもう覚悟を決めるしかない、とギュッと目を瞑り、銀さんの唇に口付ければ。
ドサリ、と。
「････あれ？」
反転した視界と、真上に跨る銀さん。
気がつけば組み敷かれていた。
「ったくよぉ、お前無防備すぎんの」
「そ、んなこと言われたって」
「ほっぺたもちょっと腫れてるし」
「そ･･それは不可抗力というか･･･ひゃッ」
ちろり、と頬を銀さんの舌がなぞる。
「まぁここの所Aに避けられててヤれてないし？」
「え、つまり･･」
「そ。無自覚に煽るAが悪りィ」
そんな理不尽な、という私の心からの叫びは、次第に甘い嬌声に変わっていった。
まともな時間軸をこの小説に期待しちゃダメ side 銀さん→←大っ嫌い
ラッキーキャラ
来島また子
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朱音(プロフ) - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2013年11月10日 13時) (
レス) id: bdd4c9293b (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - おお！私の大好きな○魂篇だ！頑張ってくださいね！ (2013年11月5日 20時) (レス) id: ee54a9c774 (このIDを非表示/違反報告)
銀平糖(プロフ) - ヤバイ!!面白いです!!更新楽しみにしてます♪頑張って下さい☆ (2013年11月5日 18時) (レス) id: 5192e80bff (このIDを非表示/違反報告)
中村@ツッキー可愛いよツッキー(プロフ) - うわー！！皆様コメント感謝です(゜∀。)精一杯頑張らせて頂きます！！ (2013年11月5日 4時) (レス) id: 0d3c6b7cce (このIDを非表示/違反報告)
栞＠信乃 - このような作品に出会えて本当に嬉しいです! 更新頑張ってください! (2013年11月4日 22時) (レス) id: 146f9728ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中村
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/
作成日時：2013年10月27日 0時
