【銀魂】万事屋一の美少女は銀さんと恋仲です

恋路を邪魔する輩は、 ページ14

「で、あのやたら銀さんにくっついてる女は一体誰？」


場所は変わり、さっちゃんの家らしきところ。



「莉愛ちゃんっていう子で、」



大まかな経緯を説明する。



「･･･なるほどね。つまりあの女は銀さんを狙ってるワケ。」



「そういうことになるのかな」



はぁ、とため息をつく。



私と莉愛ちゃんなら、私だったら間違いなく莉愛ちゃんをとる。



女の子らしくて可愛くて良い子で。


これ以上ないくらいの完璧さだ。



････銀さん、取られちゃうのかな？



ちらりとそんな考えが頭をよぎる。



でも、そんなのは嫌だ。



どうすれば良いのか頭を巡らせていると、さっちゃんが口を開いた。




「ねぇ、Aさん。提案があるんだけど」



「なに？」



「一時休戦にして、あの女を銀さんから遠ざけない？」



「････うん？」




言っていることを理解できず聞き返す。



「自分の恋路を邪魔する輩は排除してナンボよ。Aさんとかなら私と同じレベルだからまだ良いとして、あの女は不細工じゃない！そんなの私許せないわ！」



おお、言い切ったよこの人、とある意味感心する。



しかもそれで行くと莉愛ちゃんの恋路を邪魔しようと企むさっちゃんも排除されちゃうし。





「でもそれじゃぁ余りにも･･」



「何遠慮してるのよ！自分の恋路を邪魔されて黙ってる気！？」



「いやでも、」



「まぁ良いわ。取り敢えず私はあの女を排除するから。銀さんも銀さんの銀さんも私が手に入れ･･いえ、穴にいれてあげるわ！」



ナチュラルに下ネタを口走るさっちゃん。何で言い直したよ。




「･･･排除って何する気？」



「決まってるじゃない、私は始末屋よ？」





フフ、と笑うさっちゃんに、これは恋路だなんだ言うより先に、莉愛ちゃんの身辺警護の方が大事かも、なんて考えた私だった。

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来島また子

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