【銀魂】不完全両想い【坂田銀時】

常識は通用しません ページ3

「あ、いちご牛乳買うの忘れた」



大通りの真ん中でそう呟く。



先程、夕飯の食材が全く無いことに銀時が気づき、ジャンケンで負けたあたしが食料の補充を頼まれたのだ。



全く、新八が休みだとこれだから困る。



そして今現在はいちご牛乳を買い忘れたのに気づいたのだけれど。



「ま、良いか。銀時だし」



なんだったら自分で買いに行かせれば良い。



あと買い忘れたものはないよな、とビニール袋の中を覗いていれば、



「あれ、万事屋ンとこの女じゃねェですかィ」



「･･･あ、ガキ」



因縁のガキがこちらを見ている。



「何やってんですかこんな所で」


「見てわからねーの。買い出し」


ふてぶてしく答えた。しかし次の瞬間、爆弾が落とされる。



「そういやァ旦那とくっついたんですねィ、おめでとうございやす」



「はァ！？お前どこで聞いてきた！！？」



真選組関係に話した覚えねーよ！！




「近藤さんが姐さんの家に忍び込んでたら聞こえたらしいです」


「･･･あぁ、あの人」






何だかもう驚きもしない。

多分一番疲れる相手→←危機感は0

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す