【銀魂】不完全両想い【坂田銀時】

根本的に考え方が違う ページ13

「･･･離せ」



「銀時たちの所に行きてェのか？」



「当たり前でしょうが」



だからさっさと離せ、と腕を振り払おうとしても、無反応。



「････聞いてんの？ってうわッ」



あっという間に壁に縫い付けられる。



「何す･･」「俺ァ、」



言葉を遮られる。




「俺ァ壊してェんだよ。この国を、世界を」



「何のために」



「先生を奪ったこの世界で、お前ェは何で生きていける。この世界に、何の意味がある」



「･････ぶっ飛ばすぞ」




どうやら高杉とあたしは、根本的に考え方が違う。




「アンタはどうだか知らないけど、あたしの世界を作り上げたのは松陽先生。


その世界を壊すのは、先生に対する冒涜だ」



「･･･A、お前ェが俺と同じ考えならこっちに引き入れようと思ったんだがなァ」



「そりゃ残念。真逆だったな」




これで用も終わったでしょ、と見上げれば。




「こっちに入らねェなら、また違った利用価値があるのさ」



「は･･？利用価値？」

周りには馬鹿しかいない→←見覚えがありすぎる

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