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翌日の午後七時。私は愛する人を待っていた。
いつもあの人はこの時間に到着すると知っているからだ。
遠くから車のドアを閉める音がして、心なしかそわそわし始めた。
「げっ、お前なんでこんな朝早くに…」
「ゾムせんせええええ！！！！」
今日の先生は格段にカッコいい。いつもの深緑と黒のジャージではなく、しっかりとしたスーツを着ている。それなのに寝癖がピョンと可愛らしくはねているのが最高に良い。
この世の言葉では到底表せないくらいの感情を全部使って、先生にハグした。
……先生、嫌がってるかな。
「おいやめろ離せって。こんなところ他の
「そんなの関係ないでしょ？むしろ見せつけてやりたいな」
「お前はまたそうやって……ホンマ馬鹿なんちゃう……？」
はぁ、と深くため息をつく。ゾム先生のため息って、なんだか色っぽいよなぁ〜
「あのぉ……お取り込み中失礼させていただきますが……ここでイチャイチャするのはちょっとアレなので……」
「エ、エミさん！？ホンマにちゃう、俺らイチャイチャなんかしてへん！だから誰にも言わんといて？な？」
「いや別に言わへんけど……ところでなんでAさんが校舎内に？生徒はまだ入っては行けない時間のはずですが」
「えーなんでだろーね？エミ先生、いつものアレちょーだいよ」
私が手をパーにして待っているとエミ先生は「しょうがないですね」とため息混じりに言い、バナナ一本とビスコを置いてくれた。私が笑顔でお礼を言うと、エミ先生は呆れながらも許してくれる。
「なんでお前ここにおるんや！？」
「コネシマ先生。声デカイ」
「あ、ホンマやAいるやん」
コネシマ先生にシャオロン先生、ロボロ先生が私のもとに来た。
みんな“なんでお前がここに〜”から始まり長々と質問されるので、まるで警察に職質されているような気分になる。
「ゾム先生、今日のスーツカッコいいよ」
「……ん、ありがと」
「え？なんか珍しく照れてない？まさか先生、ようやく私の魅力に気づいてくれて……」
「黙れ」
鶴の一声、とはまさにこのことなんだなと悟った。
だがそういう暴言さえも愛しく感じてしまう私は「恋に酔い潰れている」。
いつしか少女漫画みたいな恋をして、不死身の愛を飲んでみたい。
その愛を一緒に飲むのはゾム先生がいいの。そのまま共に天に召さられたらどれだけ幸せなのだろうか。
……ねぇ、聞いてるよね、先生？
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壊(プロフ) - 待ってくれ………救いが無くてめっっっっっっっっちゃ好き！！！！なんで今まで見つけれんかったんやろ？ってぐらい心に刺さった。こんな神作を生み出してくれた作者様には感謝しかない、いいぞもっとやれ！！！ (2月15日 22時) (
レス) @page14 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - コメントありがとうございます！！皆様のおかげで無事物語を完結させることができましたああああああ (11月4日 22時) (レス) id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - うう、夢主ちゃん、zmさん…(；；) (10月29日 22時) (レス) @page10 id: d6054e066b (このIDを非表示/違反報告)
みーの - めっちゃ大好きです…教師との恋ってほんとに好きなんです…ありがとうございます…夢主ちゃんがどうなったのかとても楽しみです！！更新頑張ってください！😭 (10月16日 6時) (レス) @page9 id: c910479154 (このIDを非表示/違反報告)
さかな様(プロフ) - 7話の続き気になる…三( ゜∀゜)“僕”って誰なんだぁぁぁぁ！！更新頑張ってください！ (10月11日 19時) (レス) @page7 id: da1e9a58f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴネコ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1wBZ6Neb1/
作成日時：2023年6月24日 17時
