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ロボロside
こうして、あっという間に文化祭は終わり、後日からは普通の学校生活に戻っていった。
───だが。文化祭の前の生活のように、Aが俺にイタズラをすることはなくなった。
「…………はあ。」
俺は、昼休み、教室でため息をついた。
なぜだろう？本当なら、あんなうっとうしいイタズラがなくなって、スッキリしているはずなのに。
……なんでこんなにも、物足りない感じがするんやろ。
あの文化祭のときから、変になったな、俺って。
いつもなら、椅子に座るのにも注意していた。
いつもなら、俺の水筒の中身がめんつゆに変えたんじゃないかってドキドキしていた。
いつもなら、俺の車の前に落とし穴があるんじゃないかって、疑っていた。
───でも、結局は何も起こらないのだ。
「……つまんないわ。」
俺は無意識にそんなことを呟いていた。
……何を言うとるんや、俺。それってただのドMやないかい。
すると、教室のドアを勢い良く開けて、2年3組の教師シャオロンが入ってきた。
「おい、ロボロー。教頭に呼ばれとるで……って、どうしたんや、お前。」
「ん、どうしたって何が?」
「いやお前今、めっちゃ変な顔してたで。ホッとしたような、悲しいような、つまんないような……
熱でもあるんちゃう？そんなら俺、教頭に言っとくで。」
俺、そんな顔してたんや。でも普通に食欲もあるし、顔も熱くないし、違うと思うんやけどなぁ。
「大丈夫やって、全然熱なんかあらへんわ。」
「そうか、ならええんやけど……」
珍しいな、あのゲスなシャオロンが、俺のことを心配してくれるなんて。
アイツこそ、熱があるんやないか？
ま、とりあえず、教頭先生のところに行くか。
「失礼しまーす。……え、あれ、グルさん?」
「そうだ。教頭先生は、急遽用事が入り、これないこととなった。代わりに俺が伝えておく。」
「いや絶対嘘やん。どうせ始めから、教頭先生俺のこと呼んでないんやろ。」
「クックック、よくわかったな。」
そんな嘘、わかって当然だ。今まで俺が、どれだけAに嘘をつかれたと思ってるんや。
「……今から俺が話すのは、Aのことについてだ。」
……アイツ、のことについて??
「そもそも、アイツが心臓の病気にかかったのは、13歳のころだった。」
グルさんは、Aの過去のことを話し始めた。
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夢小説好き - あれ？おかしいなこんな夜中だったのに目から塩水が、、、 (2023年1月3日 23時) (
レス) @page27 id: ad36c9c049 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - Reiさん» ……こちらこそ、この作品を読んでくれてありがとうございます。私もあなたのコメントで泣きそうになりました。 (2022年9月28日 17時) (レス) id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
Rei - ……………めっちゃ久々に泣きました、ありがとうございます。 (2022年9月28日 16時) (レス) @page26 id: 3f6ebddef1 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - おそらさん» ありがとうございます！！お気に入り作者登録なんて本当に嬉しいです！！ 応援ありがとうございます。頑張ります！！ (2022年5月23日 22時) (レス) id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
おそら(プロフ) - これからも頑張ってください (2022年5月23日 21時) (レス) id: 3751f38b02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴネコ | 作者ホームページ：ホームページとか作ってみたいなぁ
作成日時：2022年2月4日 19時
