一週間シェアハウス。〔２〕

= sharehouse × day5. ページ16

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side︰白濱亜嵐









＿＿＿＿＿ヒュ〜…… パンッ！





そんな花火特有の音がしたのは
Aちゃん達が戻ってきて数分後 。









隼「 ひゅー！気分あがるー！ 」


玲「 うるせ、 」




相変わらずハイテンションな隼と冷くあしらう玲於につい笑みが溢れるのはいつもの事 。









涼「 心が浄化されるね 」


龍「 せやなあ、花火とか何年ぶりやろ 」





俺も花火なんて何年ぶりかな 。

有名人になった今、俺達はこういう人が沢山群がる場所に中々来れなくて、何だか久しぶりに学生時代に戻った気分になる 。









A「 わあ、やっぱり花火っていいね！ 」


心「 ねっ！綺麗だね〜！ 」






俺の隣で打ち上がる花火に魅了されているAちゃんの横顔に俺の心臓がドクンと音を立てる 。









A「 亜嵐くん達と見れて幸せだよ、私 」






俺に微笑みながらそう言うAちゃんに
俺の心臓がまた一つドクンっと音を立てた 。





「 俺もAちゃんと見れて幸せだよ 」









Aちゃんに対するこの感情の正体に
この時の俺はまだ気づいていなかったんだ 。

いや、気づいていないフリをしてたんだと思う 。









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