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A｢そういえば、なんで今日手袋してくれてないのー｣
繋いだままの手は少しずつ温かさを増してきたけれど
冷たい手をポケットの中に入れるくらいなら私があげた手袋をすればいいのに、と少し拗ねる
爆豪｢…したら、困んだろうが｣
A｢何？聞こえなーい｣
小さな声でつぶやく彼の声を拾うことは出来ず、私は彼の顔を覗き込むように尋ねた
爆豪｢無くしたら、困んだろうが！！｣
クワッと目を釣りあげてすごい顔で言う幼馴染
その顔に私は思わず吹き出して笑った
A｢ふっ、あははははっ、その顔、やめて｣
爆豪｢あぁ″！？元からこんな顔だ諦めろ！！！｣
A｢ねぇ、手袋。外でしない気？｣
爆豪｢…したろーが、前に。お前ん家行った時｣
私は頭を撫で回したくなる衝動を抑えた
身近な所にしか付けない気なのか
思い出してみると、お正月の初詣の時もしていなかった
…かわいいなぁ！
爆豪｢おい、受験当日ってこと忘れんなよ？｣
A｢あ、はい。分かってます｣
＊
雄英高校に着くなり私は早速迷子になりそうだった
人は多いからそんな事は無いだろうが何せ敷地が広い
見た事の無い制服を来た私と同じ受験生たちは私よりも頭が良く、いい個性を持った人達
そう見える
自分に自信が無いわけじゃない
その自信に繋がるように努力をしてきたのだから
…とそんな人混みの中
見慣れた緑色のフサフサ頭が可愛い女の子と話しているのが見えた
受験前なのに余裕か、出久
頬を赤くして、でもやっぱり女の子慣れしてない彼はカチコチに固まっていた
A｢…て、あれ？出久？｣
冷静に考えてみるとおかしい
だって彼には…
爆豪｢チッ｣
かっちゃんは出久が雄英を受験する事を知っていた様だ
気分を害したのか私を置いてズカズカと先に歩いていってしまった
A｢ちょ、かっちゃん待って！｣
ー作者からー
…これは…続編…いかないと完結しない気がするの私だけじゃないはず
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いりな(プロフ) - ルー。さん» ルー。さんコメントありがとうございます！うっわぁ、嬉しいです！！！！ (2023年2月17日 12時) (
レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
ルー。 - 神作だ、、、、 (2023年2月17日 10時) (レス) @page36 id: ac148f3bc0 (このIDを非表示/違反報告)
いりな(プロフ) - 真白さん» 真白さんコメントありがとうございます！こちらも読んでいただけて嬉しいです！ (2023年2月16日 23時) (レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 青春だー (2023年2月16日 21時) (レス) @page36 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
豪月いりな(プロフ) - ポンコツさん» ポンコツさんコメントありがとうございます！そう言って下さるととても嬉しいです♪中々更新出来ませんが、今後ともよろしくお願いします！！ (2022年3月5日 8時) (レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豪月いりな | 作成日時：2018年9月19日 0時
