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年明けから少し眠って、5時前に支度を始める
カイロを貼りまくり、ポケットにも常備させ
一番暖かいコートとマフラーを巻いて私は家を出た
かっちゃん着いたぞ
A私ももうすぐ着く!
マンションのエレベーターを降り、エントランスを抜けるとマフラーに顔を埋めたかっちゃんが待っていた
A｢かっちゃんお待たせ！あとあけましておめでとう！｣
爆豪｢あぁ。…行くぞ｣
A｢うん！｣
静まり返ったまだ暗い道を2人で並んで歩くのは今年で三回目
もう中学生だし、と両親から初日の出を見に行く許可を得たのが三年前だなんてあっという間だ
スーッと大きく息を吸うと、肺は澄んだ冷たい空気で満たされる
空を見あげれば星が輝きを放ち
この朝なのか夜なのか分からない不思議な感覚が私の好奇心をそそる
爆豪｢おい、ぼーっとしてんと置いてくぞ｣
そう言って彼が私を置いていった事は一度もない
それが分かっていても私は知らないふりをして
A｢えー、待ってよかっちゃーん！｣
幼馴染の背中を追いかける
＊
A｢特訓してるからか山登っても去年よりか全然疲れてないや｣
爆豪｢前までのお前が体力無さすぎだわ｣
A｢えへへ…あ、ほらもうそろそろ日が出るよ｣
ここは人があまり来ない場所
だから私とかっちゃん2人だけの空間
目を瞑り、今年もこうして2人で新しい年を迎えられた事に感謝をする
″どうかかっちゃんと一緒に雄英高校に合格出来ますように″
チラッと隣を見ると、彼も手を合わせてお願いをしていた
その姿に
あー…なんだろう、なんか…
A｢…かっちゃん｣
爆豪｢あ？｣
A｢なんか、こう…ぐわってきた！｣
爆豪｢語彙力｣
A｢ぎゅーってしていい!?｣
爆豪｢…あ″!?｣
許可が出る前に私はかっちゃんに飛び付いた
彼の胸に飛び込むと彼のニトロの甘い香りが私を包んだ
落ち着く…
爆豪｢離れろクソッ!!｣
A｢そう言って剥がさないクセに｣
爆豪｢いいから離れろっ!!｣
A｢いーやぁー｣
中学校では何故かお嬢様のお姉様扱いされるから
自分を偽らないといけないけれど
こうして甘えられるのは彼の前だけだ
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いりな(プロフ) - ルー。さん» ルー。さんコメントありがとうございます！うっわぁ、嬉しいです！！！！ (2023年2月17日 12時) (
レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
ルー。 - 神作だ、、、、 (2023年2月17日 10時) (レス) @page36 id: ac148f3bc0 (このIDを非表示/違反報告)
いりな(プロフ) - 真白さん» 真白さんコメントありがとうございます！こちらも読んでいただけて嬉しいです！ (2023年2月16日 23時) (レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 青春だー (2023年2月16日 21時) (レス) @page36 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
豪月いりな(プロフ) - ポンコツさん» ポンコツさんコメントありがとうございます！そう言って下さるととても嬉しいです♪中々更新出来ませんが、今後ともよろしくお願いします！！ (2022年3月5日 8時) (レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豪月いりな | 作成日時：2018年9月19日 0時
