【被虐のノエル】戻れなくなった天使。〜序章〜

メイドさんたち ページ9

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長い廊下を歩いている途中で仕事内容の説明を受けた。


「Aさんにはお嬢様の身の回りのお世話をして欲しいんです。」

「えっと……例えば、どんなことを？」

「そうですね、掃除や食事の呼び出しをして下されば大丈夫です。後は、午後のお菓子やお茶を持って行ってもらったり……です。」


意外と楽そうだ。

ちょっと安心する。

だが、執事さんの様子が少しおかしい。


「あとは、保護者としてお嬢様が出掛ける際には着いて行ってあげてください。」

「あ、はい！」


通された部屋で他の給仕さん、否メイドさんが居た。

皆綺麗だし。

いや、案外と性格ブスかもしれん。

気を付けようと身構える。


「では制服の採寸を行ってください。あとは皆さんに聞いてくださいね。」

「は、はい……。」


少し引き攣るような笑みで採寸を受けた。

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