番外編５ ページ14
時間はあっという間に過ぎて、もう空も暗くなり始めていました
私は、まーくんの家で夜ご飯をご馳走になり……というか私がまーくんにご馳走して、今はひとりでゆったりとくつろいでいます
夜ご飯を食べ終えると、まーくんは「ちょっとやることがあるから先に戻ってて〜」と言ってどこかへ行ってしまった
(まーくん…遅いなぁ………)
私がそんなことを思っていると、後ろからスッと手が伸びてきたと思ったらそのまま抱きしめられた
あま「trick or treat……お菓子くれなきゃイタズラしちゃうぞ？」
そして振り返る間もなく、耳元でそう囁かれた
さっきとは違う、色気のある大人の声で
『ま、まーくん…？今度はどうしたの…？』
今の一瞬で、すでにバクバクな心臓を必死に抑えながら私はそう問いかけた
あま「まーくん？…俺は今、吸血鬼だよ？」
するとまーくんは、私が思ってもみなかったことを言ってきた
『吸血鬼……？』
彼の言葉に、私は顔だけ彼の方に向けると、スーツのようなものにマントを羽織っているまーくんがいた
ニヤッと笑った口からは八重歯が光っていた
あま「さぁ、当然お菓子は持ってるんだよね？」
『え…？さっきクッキー食べちゃったからもうないよ…？』
彼の問いかけに私が正直にそう答えると、まーくんはニヤッと笑って再び口を開いた
あま「そっか………じゃあ、イタズラされても何も文句言えないね？」
『へ…………？』
まーくんはそう言うと、今度は前から私に覆い被さるように抱きしめてきた
そして、私の首筋に唇を這わせた
舌でなぞるようにして舐め上げ、時折カプっと甘く噛みつく
『ひゃ…っ、んっ…ま…まーくん……っ』
その時に当たる八重歯が、妙に私を刺激する
まるで、本当に吸血鬼に血を飲まれているかのよう
に───
あま「さっきも言ったでしょ？俺は今吸血鬼だって。わからない子には……もっとイタズラしなきゃね？」
『まっ……んんっ………！！』
まーくんはそう言うと同時に、首筋に這わせていた唇を、今度は私の唇に重ねた
『んっ、はぁっ……ま、くぅ……っ、んぁ…ｯ』
昼間のキスとは全く違う
すごく激しいんだけど、でもすごく優しい
今まで味わったことのない
甘くて、濃密なキス───
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なっち5088(プロフ) - 桃菜さん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいし、楽しみです！ (2019年12月14日 14時) (
レス) id: 8b28a7c7f0 (このIDを非表示/違反報告)
桃菜(プロフ) - なっち5088さん» リクエストありがとうございます！ドSのみなさんいいですね〜！誠心誠意書かせていただきます！ (2019年12月14日 7時) (レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
なっち5088(プロフ) - リク失礼します。内容が夢主が突然お城の姫になり、そこで仕えてた騎士たちが天月さん達だったというお話を書いていただきたいです。甘々ぐらいで、皆さんドSにしちゃってください。今まで出てきた人達を全員出して欲しいです。ご検討お願いします。 (2019年12月13日 9時) (レス) id: 8b28a7c7f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃菜 | 作成日時：2019年11月14日 1時
