歌い手様にはご注意を！？４【天月】

ヤキモチ２ ページ24

(なんだ………知らなかったんだ…)







あま「っはぁぁぁぁ……………」





『えっ、天月さん！？どうしたんですか！？』






僕が安心して大きなため息をつくと、Aちゃんは慌てて僕に声をかけた





そんな彼女のことを見て、僕は口を開いた







あま「ううん、なんでもない。………えっと、ごめんね」





『えっ、あの…どうして天月さんが謝るんですか？』





あま「いやぁ…だって、色々めんどくさかったでしょ？だから…ごめんね…？」






僕は気まずくなって彼女から目線を逸らしてそう言った







『天月さん…………』






あま「……………。」





僕は、厳しい言葉が返ってくると思って口を固く閉じて俯いた









『そんなことないですよ。天月さんがそう思ってくれて、私とっても嬉しいです！』






あま「…………ほぇ？」






彼女の言葉に僕は顔を上げると、そこには優しく微笑んだAちゃんがいた







あま「だって僕……すごいめんどくさいよ…？ヤキモチとかもすっごい妬くし、Aちゃんにいっぱい迷惑かけちゃうかもしれないよ…？」






『最初に言ったじゃないですか、私は天月さんの″全部″が好きって。それに、ヤキモチ妬かれるって、なんか愛されてる〜って感じがして私はとっても好きですよ？』







僕の言葉に、彼女は嫌な顔ひとつせずに笑顔でそう言った








(Aちゃん…………僕……)










あま「うわぁぁぁん！Aちゃぁぁん！！大好きだよぉぉぉ！！」






『えっ！え、ちょっ天月さん！？！？』






そんな優しい言葉をかけられて、僕は思い切りAちゃんに抱きついた

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