歌い手様にはご注意を！？４【天月】

告白４ ページ6

(私の、本当の気持ちは…………)







そんなの、最初から決まっている






『っ……わたし、も…ﾋｯｸ……天月さんのことが、
…すきっ…です……だいすきです……！』




私は今まで抑えてきた気持ちが全て溢れ出るように涙が溢れてきて、途切れ途切れになりながらも、しっかりと自分の気持ちを告げた





あま「うん」





天月さんは一言、それだけ言って私の次の言葉を待っていた





『ひっ、く……あま、つきさんの隣に…いたいれす…っ、ずっと………ずっと…！』





あま「うん、僕もAちゃんの隣にずっといたいよ」





天月さんはそう言うと、泣いている私のことを優しく抱きしめた




まるで、大切なものを包み込むかのように





『こ…な……こんな、わたしれも…っ、ﾋｯｸ……いぃ、れふか……？』





あま「うん、僕はAちゃんがいい。Aちゃんじゃなきゃ嫌だ」





天月さんは私のことを抱きしめたままそう言った




耳元で囁かれる優しい彼の言葉に、私はますます涙が止まらなくなった






『ふっ……ひっ、く…ぅえ……うぅ、ふぇっ……』





あま「もぉ、泣きすぎだってば〜」





『らって……ｽﾞﾋﾞｯ…だってぇぇうわぁぁん…！！』





天月さんは泣きじゃくる私にそう言って、どんどん溢れてくる私の涙を自分の服の袖で拭っていた





あま「はいはい、いい子だから泣き止みまちょうね〜」





天月さんは「いい子いい子〜」と言って、私の頭をぽんぽんと撫でながら背中を摩ってくれた





『もうっ！こどもあつかいしないれくらはい…っ！』





あま「呂律回ってないよAちゃん？ｗ」





『ﾋｯｸ……そんなことっ、ないれふもんっ……！！』





あま「ほらｗ」





そんな天月さんに、私はぷくっとほっぺたを膨らませて涙目のまま彼のことを軽く睨んだ





あま「もう、だから怒った顔かわいいんだってば〜ｗ」




『むっ！ば、バカにしないれくらさいっ…！』





あま「あははは〜ｗ」






いつまで経っても笑っている天月さんに対して私はそう言ったが、逆効果だったらしい






すると、天月さんは少し落ち着いたらしく涙を拭いながら私のことを再び真っ直ぐ見つめて口を開いた






あま「それじゃあ、これからもよろしくねAちゃん！」







あっ……、




そっか……私、これからは………







『はいっ！よろしくお願いしますっ！！』






私はそう言って、とびきりの笑顔を彼に向けた

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