取扱説明書 ページ17
うら「…………聞きたい？」
『えっ…………？』
うらたさんはいきなり真剣な表情になってそう聞いてきた
(どうしよう………聞いちゃダメな内容なのかな…)
私はそんなことを思ったが、迷った末、コクンと小さく頷いた
うら「Aの取扱説明書」
『……………へ？』
何を言われるのかドキドキしながら待っていたのに、うらたさんの口から出てきたのは思ってもみなかった言葉だった
うら「だーかーらー、Aの取り扱いについて天月に教えてたの」
うらたさんの言葉を受けて間抜けな声を出した私に、うらたさんは改めて説明をした
『えっ、わ、私の取扱説明書ってなんですか！』
うら「お前はいろいろめんどくせぇからな。天月に呆れられる前に、俺がお前の取り扱いについて教えてやってたんだよ。感謝しろよな」
うらたさんは、足を組んで鼻を鳴らしながらそう言った
うらたさんの言葉を受けて、私はバッと勢いよく天月さんの方を見た
すると天月さんは「あはは〜」と言ながら目を逸らして私から離れた
(えっ…やっぱりうらたさんの話って本当だったの？)
天月さんの様子を見て、うらたさんの話が本当だったと確信した私は肩を落として口を開いた
『私だって……自分がめんどくさいことくらい、わかってますもん…』
私は、不貞腐れた顔をして小さくそう呟いた
すると次の瞬間、何かあたたかいものに包み込まれた
あま「もぉうらたさぁん、Aちゃんほんとに信じちゃったじゃ〜ん！さっき自分で言ってたくせに〜」
顔を上げると、そこには天月さんの顔があった
天月さんは、私のことを今度は後ろから抱きしめて、うらたさんの方を見てそう言った
うら「あっはははっｗ だって、こいつからかうのおもしれぇんだもんｗ」
うらたさんは、お腹を抱えて笑いながらそう答えた
『あれ？ん？信じちゃった？からかうのがおもしろい？って…………え？』
ふたりの会話を聞いていた私は、意味がわからなくて頭に「？」を浮かべながらひとりで首を傾げていた
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如月木々(プロフ) - 初めまして！すごく面白かったです！も〜ドキわくしっぱなしでした！またお時間があるときに更新してくださいね(^-^)いつまでも待ってます (2019年8月19日 16時) (
レス) id: 78f4055aa5 (このIDを非表示/違反報告)
こもりうた - 更新が止まってますぅぅぅぅぅ！！すごい面白いので、早く戻って来てください！！待ってます！ (2019年7月22日 16時) (レス) id: c6ad46fdd9 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます！戻ってきてください！楽しみに待ってます！ (2019年7月7日 8時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
桃菜(プロフ) - ふらわぁさん» うらたさんいいですよね！！めっちゃわかります！だから天月さんとうらたさんに取り合いをされるという俺得な感じで書いちゃったんですよね…(汗) わかっていただけてすっごい嬉しいです！ (2019年4月20日 20時) (レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ - 私、歌い手さんめちゃくちゃ好きなんですけど最高でした！！私的にはもう、選べませんね！でも、個人的にはやっぱりうらたさんかなぁw (2019年4月4日 14時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃菜 | 作成日時：2019年3月24日 11時
