待ち合わせ ページ43
『はぁ……っ、はぁ………』
私がなぜこんなにも息を切らしているのかというと
『はっ……ぁ、す、すみません…お待たせしました…!』
ある人と待ち合わせをしているからです
「ん、全然待ってないよ?」
その″ある人″というのは……
「…とでも言うと思ったかバカやろう」
『いっ、いひゃいっ……す、すひはへんっへは、うらたひゃん……!』
うらたさんです
うらたさんはそう言うと、私のほっぺたをぎゅっとつねってきた
うら「…ったく、何分待ったと思ってんだ」
私が痛がりながらそう謝ると、うらたさんは鼻を鳴らしながら、仕方ないとでも言いたげに手を離した
うらたさんの言葉を受けて、私はスマホの時計を確認した
まだ待ち合わせの15分前だった
『あれ…?でも、まだ待ち合わせの時間前…』
うら「俺はもうとっくに来てたしー」
私はまだヒリヒリと痛いほっぺたを擦りながらうらたさんの質問に答えると、それを遮るようにうらたさんは口を開いた
『うっ………す、すみませんでした…』
(先輩を待たせてしまうなんて……何たる失態…)
うらたさんの言葉に私は何も言い返せなくなり、頭を下げて素直に謝った
すると、ふと頭の上に何かあたたかい感触がした
その感触に私が顔を上げると、そこには頬を緩ませたうらたさんがいた
うら「ばーか、冗談だっての。俺もさっき来たところだし」
うらたさんはそう言って、私の頭を軽く撫でて私に笑いかけた
普段は見せないその笑顔に、私は一瞬ドキッとしてしまい顔が熱くなった
『あっ…いや、あの……えっと……』
うら「さーて、今日はどこ行くんだっけ?」
うらたさんの言葉と笑顔に、私はなんて返事をすればいいのかわからず迷っていると、うらたさんはパッと手を離して伸びをしながら私にそう聞いてきた
うらたさんの言葉に、私は先程とは打って変わって
目を輝かせ興奮気味に口を開いた
『それはもちろん……スイーツめぐりですよっ!!』
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桃菜 -モモナ-(プロフ) - ミルキー(ゴリラ教宣教師)さん» ありがとうございます!! リクは、夢主ちゃんと天月さんが付き合ってからの方がみなさんもリクしやすいかなと思ったので、リクはもう少し先にしようと思っていました。しかし、ご希望があるのでしたらぜひ書かせていただきたいです! (2019年3月7日 13時) (レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
桃菜 -モモナ-(プロフ) - ゆず☆(サブ)さん» ほんとですか!?私としても、かわいい天月さんをみなさんにお届けしたいため、言葉選びなどを考えて書いています!笑 これからもよろしくお願いします!*_ _) (2019年3月7日 13時) (レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
桃菜 -モモナ-(プロフ) - Shioriさん» ありがとうございます!!1話から読んでくださったんですね!本当に嬉しいです!これからもよろしくお願いします!*_ _) (2019年3月7日 13時) (レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
ミルキー(ゴリラ教宣教師)(プロフ) - 天月さんと、うらたさんの絡みが可愛いですね!!リクとか受け付けてますか?? (2019年3月6日 19時) (レス) id: fb637e2852 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず☆(サブ)(プロフ) - 天月可愛すぎ、、、死ぬわもう、、、頑張ってください!! (2019年2月27日 1時) (レス) id: 7b6e4089f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃菜 | 作成日時:2019年2月18日 7時