歌い手様にはご注意を！？３【天月】

あーん ページ21

あま「ねぇねぇAちゃん！」




それは天月さんだった






『どうしたんですか天月さん？』




天月さんに呼ばれて彼の方を振り返ると…






あま「はいっ！あ〜ん」




『へっ！？ちょ、あまっ…んむっ！？』






"あーん"をされました




天月さんに、あーんをされて私は一瞬で顔が赤くなった





あま「どうですか〜？自分で作ったケーキの感想は〜？」




そんな私に構わず、天月さんは感想を求めてきた




天月さんはニコニコしながら私の言葉を待っている





(ど、どうしよう……何か言わなきゃ……)




私はそう思って、口に残っているケーキを飲み込んでから静かに口を開いた






『オ、オイシイ……デス…』





私がカタコトにそう答えると、天月さんは「ふふっ！だよね〜！」と笑顔のままそう言った






すると、後ろから天月さんに手を伸ばされたかと思うと同時に「いでっ！」と天月さんが言った




私がギョッとしていると、天月さんが痛そうに頭を押さえながら口を開いた





あま「いったぁ…！もうっ何するんだようらたさん！」




どうやら、うらたさんが天月さんの頭にチョップをお見舞いしたらしい





(天月さん…わかりますよっ…！私もうらたさんのチョップ受けたことあるので…！)




あれは本当に痛かった…






天月さんがそう言うと、うらたさんは少しキレ気味に口を開いた





うら「何リア充みてぇなことしてんだよ」





あま「あーんくらい誰でもするよっ！ねっ！？」





天月さんはそう言って、私たちに同意を求めてきた





まふ「あー……うん、そうだね」




そら「まぁ、うん。」




さか「俺らも時々やるしな〜」






みなさんにそう言われて、天月さんは「ほらっ！」とうらたさんに言った





うら「いやぁ、でもAは別だよな」





そんなうらたさんの言葉に、他のみなさんは
「うん」と口を揃えて答えた





あま「えっ！？なんでよ！？」





うら「あたりまえだろｗ」





まふ「ねねAちゃん！僕にもあーんやって〜！」





そら「あ、まふまふが抜け駆けしてる」





さか「あぁー！まふだけずるいでー！」





『あ、あの…！みなさんちょっと落ち着いてください！！』









こうして、波乱のバレンタインは終わりを迎えました






最初はどうなることかと思ったけど、歌い手様たちと一緒に楽しい時を過ごすことができました！






けど、ちょっとやりすぎではないですかね…？

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