9話 ページ10
マルコを巨人に捕食させてからすぐあとだった。
エレンがトロスト区の穴を塞いだのは。
そして、調査兵団が巨人の捕獲に成功したと聞いた。
そして、俺達はいま、人気のないところで作戦を考えていた。
『(やばいな、恐らくだが、エレンが巨人になったということで調査兵団は巨人の本当の正体にバレるかもしれねぇ仕方が無いが、)アニ』
アニ「なんだい？」
『アニには調査兵団に捕獲されている巨人を殺してきて欲しい』
ベルトルト「そのあとはどうするつもりなんだ？」
『あぁ、被検体が殺されたとなると立体機動装置の確認が行われるだろうな』
ライナー「なら、無理じゃないのか？」
『いや、アニには自分の立体機動装置で巨人をやってもらい、そして、その立体機動装置の検査にはマルコのを出せばいい』
アニ「なるほどね、だから、マルコの立体機動装置を回収してたんだね」
『あぁ、そして、エレンが調査兵団に入ることが決まったんだ、次の壁外調査でエレンをさらうぞ』
ベルトルト「誰が行くんだ？」
ライナー「俺とベルトルトは人前には出せない」
『あぁ、俺かアニなんだが、アニの方が適正だろうな』
アニ「だろうね、ベルンの鉄壁の巨人は体は硬いけど素早くは動けないからね」
『アニ、すまないな、危険をおわせて』
アニ「ベルン、あまり気負わないで、じゃないとミネに怒られる」
『そうだな、アニはミネと仲良かったよな』
アニ「アンタはミネと約束をしたんでしょ？なら、無事に帰らないとミネに殺されるよ」
『それだけは勘弁だ、それと、俺とライナーとベルトルトは調査兵団にアニは憲兵団に入ってもらう』
3人「了解」
『もう、終わらせよう、この無駄な戦いを』
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作者名：広沢妖姫 | 作成日時：2019年5月8日 0時
