戦士 (ページ11) - 小説/夢小説

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10話ページ11

そして、第57回壁外調査が始まった。

資料の内容はアニに伝えていた。
右翼側にエレンがいると書いていた。
アニは右翼側から巨人を連れてそのままエレンを連れ去るそして、その騒ぎに合わせて俺とライナーとベルトルトはアニと合流する。
これが今回の作戦だ。

『(頼むぞアニ、この作戦を成功させて故郷に帰るんだ)』

数時間たった。

「右翼側がほぼ壊滅の状態です！！進路を変えてください！！」

『(なっ！？右翼側が壊滅状態なのにエレンが攫われたという情報が来ないだと？まだ、捕獲出来ていないのか！？アニ、何をやっているんだ？)』

『(仕方がない、このまま怪しまれない為に作戦を遂行するしかない。頼むぞアニ)了解しました！！』

俺は、進路を変えてそのまま巨大樹の森の木に登った。

シュウイイイイィィ────────────

スタンっ！！

『ベルトルト、どうなっている？』

ベルトルト「分からない、けどライナーがアニに何か情報を与えたみたいだよ」

『なるほどな、とりあえずこの木の上にずっといることが作戦みたいだな』

ベルトルト「うん」

『心配か？』

ベルトルト「な、なんのことだい？」

『まぁ、いい、心配ないだろ、あいつの事だ』

ベルトルト「そうだね」

『(だが、なんなんだ、この砲撃のような音は団長達は中では何をやっているんだ？アニは中に入って行ったみたいだが、大丈夫なのか？)』

ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ

『っ！？(これは、アニの叫び！？まさか、そこまで追い詰められたのか！？)』

「な、なんだ！？ちっ！！巨人を森の中に入れるな！！総員戦闘準備！！」

『はっ！！(アニがそこまで追い詰められるとは…………やばいな)』

俺達は巨人をとりあえず殲滅していた。

そして、撤退命令が出た。

そのあと、エレンが負傷したまま、リヴァイ兵長が連れてきたのだった。

すなわち、作戦失敗という事だ。

そのあとは多少トラブルがあったが無事壁内へと帰ったのだった。