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クラスメイトに連れられやってきた灰谷蘭というヤツがいるらしい3組。
確かに教室の外にも別のクラスのヤツらなのか教室外まで人がいっぱいだ。
帰ってエエ?



「う〜……、やっぱ人多い……」


星乃「やね……」



クラスメイトと灰谷蘭を一瞬でも一目見ようと四苦八苦して(いるフリ)をしていれば目の前が急に開けた。



星乃「あ?」


?「あ?」



ヤッッバ、完全にスイッチOFFしとったからナチュラルな「あ?」出てもうたよ。
あーあー、せっかく猫かぶっとんのに。

てか灰谷蘭て昨日、Aが踵落とし決めてた不良やん。
なんやこの偶然、キモ。



蘭「あれ、お前……」



あっちも気づいたのか、私の顔にずいっと顔を近づけてきた。
うわっ、この人まつ毛長。



蘭「やっぱなんでもねーわ」



なんでもないんかよ、びっくりさせやがって……。
昨日のアレのせいで身バレしたかと思たやん。

バレてないことに安心していたら、クラスメイトの子に肩をがっしり掴まれてブンブン身体を揺すられる。
やめぇや、首取れてまうやろ。



「ねぇ!蘭くんと会ったことあるの!?話しかけられてたよね!?いいな〜、うらやましい!全然相手にしてくれないって皆言ってるのに!」


星乃「話しかけられてた言うても勘違いっぽかったやん。どうせすぐ忘れられるて」


「話しかけられること自体に価値があるの〜!」



はぁ、さいですか。

てか全然相手にしてくれない〜って、そら知らんやつに話しかけられたらなんやコイツってなるやろ。
私なら嫌、絶対嫌。
ご自慢のポーカーフェイス崩れてまうわ。
それがAと一緒の時とかやったらもうバチバチにキレてまう自信ある、般若になってまうよ。



「はぁ……ッ!!」


星乃「オ"ッ、」


ゴキッ、
クラスメイトに突然掴まれていた肩をさっきの倍の力で激しく揺らされた。

まままま、待って、今の威力ヤバいって!!?
首やっとらんよな!?ついとる!?
ゴキッて言うた……あれはアカンやつや……。

そんなことも露知らず、クラスメイトは反対側を見ている。
あっちの方は確か5、6組の方向だ。

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作者名:希 要 | 作成日時:2021年11月21日 23時

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