田舎育ちのハイパー野生児が世間知らず過ぎてヤバすぎる ２【東京卍リベンジャーズ】

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A視点




ドラケンが声を張ればメンバー達は綺麗に整った列を成し、
一気に道が作られる。

私はようやくドラケンの後ろを歩く事に慣れてきたけど、
今日初めてマンジローのお客さんとして呼ばれたタケミっちはあたふたと周りを見渡していた。



『タケミっち、』


タケ「あ……、Aさん！俺どうすれば……」


『タケミっちは私の後ろについてればいーよ。さ、行こう』


タケ「は、はい！」



「「「「「お疲れ様です！！総長！！！」」」」」



鳥居前に立てば全員90度の挨拶をして、
大きく声を張り上げる。
それにびっくりしたのか斜め後ろに立つタケミっちの肩が、
ビクッと跳ねた。

分かる、最初はビックリするよな。

作られた道を歩いて、マンジローはみんなの前に立つ。
それだけで空気は一変してしまうから本当にマンジローの
いわゆるカリスマ性というやつはすごい。



マイ「今日集まったのは愛美愛主の件だ。ウチとぶつかりゃ
でかい抗争になる。ぶつかるなら武蔵祭りのタイミングだ。

じゃあ、みんなの意見を聞かせてくれ」



そう言って御堂の前の階段に座るが、
お客さんであるタケミっちは知らないことだらけなのか、
どうやら焦っているようだ。

それにドラケンも気づいたのか三ツ谷くんに説明を頼んだ。

三ツ谷くんはタケミっちの質問に答応えつつも、
めちゃくちゃ分かりやすく要点をまとめて愛主愛主について
説明してくれた。

……正直私も勉強になった。
2つ上とか知らなかったし。



三ツ谷「んで抗争っていうのが……」


タケ「うおっ、」



今度は抗争について説明してくれようとしたが、
パーちんくんがタケミっちを蹴飛ばして言葉は遮られた。



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