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あっという間に過ぎていった高校3年間。
それとは対照的に長く感じる大学生活。
大学3年、特になにかあるわけでもなくだらだらと過ごす毎日。
退屈すぎる。
百瀬 桃李 21歳
女っぽいって??
よく言われるから慣れたもんだ。
「桃ちゃん〜♡今日いくよねっ??」
「お前、、その呼び方まじでやめろ」
そうやって俺の名前を呼ぶこいつは中学校からの仲で腐れ縁ってやつ。
「えぇ〜かわいいじゃん〜
、、、それとも思い出しちゃう感じ?」
「違げーよ。きもいだろ、ふつーに。
お前黙っとけばモテると思うよ。」
顔がいいからな。無駄に。
「分かってないなぁ〜。
俺が黙っちゃったら今日の合コンだって盛り上がらないよ??
女の子3人くるってよ!!
今日こそお持ち帰っちゃえよ〜」
「お前が無理矢理誘ってんだろ。
ふざけんな、誰がするか」
「えぇ〜、、それでも男??
童貞じゃないにしても1回だけだろ??」
かっちーーーん
「お前、、今日見てろよ、、、」
「おお、なんか地雷踏んじゃった感じ?」
彼女いない歴=年齢というわけでもなく、普通に2〜3人今までにはいた。
特に理由もなく付き合って、気づいたら別れを告げられてましたっていうオチ。
特にこれといった思い出もない。
彼女が欲しい!!!!!!!と飢えてるわけじゃないけど、、、
「おっし!じゃまた夜な!
絶対こいよ!遅刻は厳禁だかんな〜〜」
「じゃーな、、」
背中を向けたまま手を振り去っていくアイツ。
いろいろ俺のことを考えてくれてるみたいだし、ほっとくわけにもいかないので、こうしてアイツの言うことに素直に振り回されている日々だ。
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作者名:みるくちょこ。 | 作成日時:2018年11月20日 2時