醜形 ページ7
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一通り説明を聞き終えた悠仁が待ってましたと言わんばかりに俺を指さし質問する。
｢なんでAが居んの！？俺が昨日帰って来れないこと伝えたかっただけなのに｣
｢そのはずだったんだけどね。ちょっと想定外な事が起こったんだ｣
そう言って五条さんはまた何処からか小さな呪霊を出す。
今度は頭が腫れていて体全体の半分以上が顔になっている。
やっぱり絶妙に気持ち悪い見た目だな。
『五条さん、なんでそんなに呪霊持ってんすか』
｢結構便利なんだよね〜、処理も困んないし｣
『あ、潰れた』
｢...いやいやいや、なんでA呪霊みえてんの！？まさか学校に居た！？｣
ギチギチと拘束している縄の中で暴れている。
信じられないと目を見開いていた。
『行く訳ないだろ、元々見えてたんだ』
｢ソウナノ！？そんな素振り全然ないから気づかんかった｣
『いないものとして扱ってたからな』
｢Aサン、オツヨイデスネ...｣
こちらを見て若干引き気味の片割れを横目に見る。
一部始終を見ていた五条さんが呟いた。
｢驚くほど似てないね！｣
｢よく言われんだよね、でも結構似てるとこあるよ？｣
｢例えば？｣
｢うーん、好きな食べ物とか！丼もの好きだよ｣
『そんくらいしかないけどな』
昔から似ていないと言われる。
性格はさることながら、得意教科や好きなタイプ。
本当に双子かと疑われる程共通点がない。
まぁ、というより。
｢昔は髪色とかも同じだったんだけどさ、Aが髪染めちゃって｣
『ピンク目立つんだよ』
俺が同じにならないようにしている。
ピンクが目立つのは本当。実際ピンク髪の片割れは凄く探しやすい。
てもそれ以上に、似てないことで双子である悠仁との明確にある差をなくしたかった。
双子の共通点があればあるほど、俺達にある"差"が浮き彫りになる。
…なんて事言えるわけがないから。
こちらをずっと無言で見つめてくる五条さんにどうしたのかと問えば、なんでもないと言われた。
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てふ(プロフ) - しゃけさん» ありがとうございます。結構尖った作品なので不安でしたが、好きになって貰えてとても嬉しいです！ (9月8日 3時) (
レス) id: cfa7e5adb6 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ - こんなにドストライクな作品初めてみました。とても好きです。 (9月7日 23時) (レス) @page24 id: a0f7c3b137 (このIDを非表示/違反報告)
てふ(プロフ) - 柴イヌさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。ご期待に添えれるよう頑張ります！ (8月21日 12時) (レス) @page21 id: cfa7e5adb6 (このIDを非表示/違反報告)
柴イヌ - めっちゃ面白いです！続きが待ち遠しいです。作者様のペースで次回作待ってます！ (8月21日 9時) (レス) @page21 id: a0f7c3b137 (このIDを非表示/違反報告)
ちと(プロフ) - へいさん» お返事遅れて申し訳ありません。大変嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2022年10月21日 1時) (レス) id: 20c14f813d (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年8月31日 19時
