検索窓
今日:9 hit、昨日:34 hit、合計:12,925 hit

ページ27

殴られて何時間が過ぎたか。凛はただ耐えていた。利き手の右腕は変な方向に曲げられても、額から血を流しても、彼はAに会うためにひたすら耐えた。そんな様子に、殴っている男は恐怖を感じ始めた。


「せ、先輩、こいつなかなか死なねぇっすよ!」

「糸師凛よ〜そろそろおめぇも限界だろ?」

ニヤニヤと気持ちが悪い笑みを浮かべながらそう言うが、男は嘘だろというように冷や汗が流れている。

「俺はまだまだ余裕だ。お前らの方が限界じゃねぇか?」


対して凛は余裕だった。
とその時、部屋のドアが激しく開き、片手に武器を持った男が入ってきた。彼らは、凛のいるところに駆け寄り、


「凛、行け」


男の1人は、凛に左利き用の銃を投げ渡し、そういった。


「冴…ッ」

「Aは無事だ。このビルのテッペンに居る。早く行け!」


よろよろと立ち上がる凛の前に敵は立ち塞がった。


「行かせるか!」


すると、一人一人確実に眉間に銃弾で撃ち抜いた冴。


「後ろは任せろ」

「あぁ」


凛は最後の力を振り絞るように銃を片手にAの元へと急いだ。

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まつの ちゃん、(プロフ) - あのね? まだ読めてないから 全部読んでから 感想めちゃ書くわ (10月21日 23時) (レス) @page1 id: 1cd20aa8bc (このIDを非表示/違反報告)
こひなた(プロフ) - マフィア…?! (9月16日 17時) (レス) id: 46c0e3a875 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:gipsofila | 作者ホームページ:http://https://www.pixiv.net/users/72619699  
作成日時:2023年9月11日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。