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「相変わらずピアノがうまいな。」
「？？？」
「おや？私のことを知らないのか。私は鬼舞辻無惨。貴様の夫になるものだ。」
おっと…？きぶつじ…？え…？
ピアノを弾く手を止めてしまったAに鬼舞辻は優しく言った。
「もう一曲頼めないだろうか？」
Aは頷いた。不思議と、恐怖を感じなかった。
曲の指定をされていなかったので何の曲を弾こうか考えた。
ふと鬼舞辻無惨を眺めた。
黒い背広に対照的な真白な洋袴。そして、惹きつけられる真っ赤な眼。
オーラからしてまるで魔王だ。
Aには既に想像がついていた。
深呼吸をして、右手を開き、ソのオクターブに乗せる。右足でダンパーペダル押す。
低くて重い音が響く。だが、リズムは軽やかだ。
それはまるで、何かに追われているような曲だ。
鬼舞辻無惨のように。
鬼舞辻無惨はその曲を大層気に入ったようだった。
弾き終わると、Aの意識を飛ばした。
「さぁ、行こうか。」
Aを持ち上げたときに、鎖の音がした。そして背後からの気配に気づいたが一歩遅く。
水のように滑らかだが、容赦のない一撃をまともに食らった。
「大丈夫か…？」
「は…はい…」
「貴様は、水の呼吸…そしてこの威力…柱か…名は何という？折角だから聞いといてやろう」
「鬼に名乗る名などない…」
そう言って隊士は刀を持ち直した。
独特な音を出して呼吸を整える。キッと相手を見つめて、攻撃する準備を完了させた。
「今日のところは諦めよう」
そう言ってどこかへ消えていった。
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Yozakira(プロフ) - 復活ありか゛とうこ゛さ゛います (11月5日 18時) (
レス) id: 4672578190 (このIDを非表示/違反報告)
yozakura0423(プロフ) - めっちゃくっちゃ面白かったです！！続き待ってます！！ (2022年9月23日 16時) (レス) @page1 id: 6ab34626c4 (このIDを非表示/違反報告)
しん - とても読みやすく面白かったです！無惨と煉獄さんの戦い（恋も）どうなるのか！と思いながら楽しくこれから読んでいきます！頑張れー😉 (2022年8月2日 21時) (レス) id: 66c79f800e (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 私も鬼滅の刃…クロスオーバー書いてます。今は煉獄さん主軸の冒険小説です。頑張って下さい。応援します！ (2022年7月31日 16時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 初めまして。みこちと申します。煉獄さんと無惨…請いの駆け引きか殺し合いか…まあ無惨に気に入られた何て赦す鬼狩りは居ませんが、楽しみです！ (2022年7月31日 16時) (レス) @page2 id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gipsofila | 作者ホームページ：http://https://www.pixiv.net/users/72619699
作成日時：2022年7月25日 23時
