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「その質問には私が答える」
そう言って突然現れたのは、ウェーブがかった前髪、白い背広をきた鬼。鬼舞辻無惨だった。
「鬼舞辻無惨ッ！！」
「ド派手にやってやるぜｯ！！」
鬼殺隊の因縁の敵に出会った2人はそれぞれの武器を構え、呼吸し始めた。
「貴様らが今攻撃をしたら、あの子はどうなるだろう」
勿体ぶるようにAの名前を出す鬼舞辻無惨。だが、そんなことにはお構いなく、宇隨は怒鳴った。
「あぁん？！んなこたどうだってっ！…煉獄…？」
完全に火が付いた宇髄はすぐに鎮火した。なぜなら、煉獄が武器を下ろしたからである。そして両腕を上げていた。
「煉獄…？本当にどうした…？」
「宇髄、何も悪いことは言わない。武器を下ろせ。」
その言葉に拍子抜けした宇髄ははぁ？！と聞き返そうとしたが、煉獄がぎろりと睨むと観念したようだ。
「ふっ…。私は貴様らが知っている通り、鬼舞辻無惨だ。そして、今、貴様らが匿っているAという少女を嫁にする。」
「匿っている…？少女を嫁に…？一体何を言ってやがる？」
当然ながら宇髄たちのような他の柱は知るはずもない。
「煉獄…一体どういうことだ…？」
「…」
何も話さない煉獄に宇髄は恐怖を感じた。なぜなら己の直感が言ったからだ。
�爐海譴和�事ではない��
と。
段々と青くなっていく宇髄に鬼舞辻は勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「ふんっ。所詮柱もそのくらいか。その煉獄とかいう男は私の嫁、Aに惚れたのだな。だが、産屋敷に取られてしまった。まぁ、今後は私が迎えに行くがな。その男の元気がないのも、そのせいだ。では、せいぜい頑張ることだな。」
そう言ってどこかへ行った。
宇髄は最初から最後まで何を話しているのか分からなかった。対象に煉獄は何かに耐えるような表情をしてグッと何かを堪えていた。
「な…なぁ…？煉獄…？…何が…あったんだよ…？」
煉獄は己の刀を持ち、構えた。
「宇髄、これは俺が解決する。」
そして、そこに鬼がいるかのように刀を振りかざした。
「俺が守る」
宇髄は怯えた。今まで驚くほどに明るかった仲間が嫉妬に近い、黒い感情に覆われている姿に恐怖を感じた。
そして、刀をしまい、こちらを振り向いた。
「よもや！もう月があんなところに！宇髄、急ぐぞ！」
と再び背を向けて走り出した。
「お…おう…」
宇髄は夜空を見上げた。
月が己と同じように青白く、小さな満月となって辺りを照らしていた。
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Yozakira(プロフ) - 復活ありか゛とうこ゛さ゛います (11月5日 18時) (
レス) id: 4672578190 (このIDを非表示/違反報告)
yozakura0423(プロフ) - めっちゃくっちゃ面白かったです！！続き待ってます！！ (2022年9月23日 16時) (レス) @page1 id: 6ab34626c4 (このIDを非表示/違反報告)
しん - とても読みやすく面白かったです！無惨と煉獄さんの戦い（恋も）どうなるのか！と思いながら楽しくこれから読んでいきます！頑張れー😉 (2022年8月2日 21時) (レス) id: 66c79f800e (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 私も鬼滅の刃…クロスオーバー書いてます。今は煉獄さん主軸の冒険小説です。頑張って下さい。応援します！ (2022年7月31日 16時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 初めまして。みこちと申します。煉獄さんと無惨…請いの駆け引きか殺し合いか…まあ無惨に気に入られた何て赦す鬼狩りは居ませんが、楽しみです！ (2022年7月31日 16時) (レス) @page2 id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gipsofila | 作者ホームページ：http://https://www.pixiv.net/users/72619699
作成日時：2022年7月25日 23時
