記憶その65 ページ20
？「Aちゃんもう帰ろうや〜」
『早く早く！私達の冒険は始まったばっかりよ！！』
なんで子供がこんな時間に？
そんな事を思いながらも耳を澄ます
？「戻らんでええの？折角の誕生日パーティーやのに」
『だって貴族の人たちに挨拶ばっかで疲れたんだもん、みんな自分の自慢話しかしないし。それにいつもレッスンとかお勉強で城に縛られてるんだし誕生日くらい自由でいいでしょ！』
？「それもそうやけど……。でも勝手に街に出たってバレたら怒られるで？」
『いいじゃない、バレたら一緒に怒られましょ！』
？「いややあああああ」
2人、いや3人だろうか
小さかった声や足音がだんだん大きくなり俺らがいる場所に近づいてきている
グルッペンも気付いたのか二人で顔を合わせる
寝ていた他の奴らは目を覚まし怯えるように肩を震わせていた
俺も自然と体に力が入り身構えていると
顔を隠すようにローブを着た三人が姿を見せる
その姿に驚いたのか大先生が「ヒッ」と声を漏らし、三人がこちらに気付く
何やっとんねん大先生……
そう思い頭を抱えると先頭に立っていた少女が驚いた声を出す
『わあ、びっくりしたぁ。どうしてこんな所にいるの？』
そう言いながら少女は鉄格子に近づく
質問には答えずにグルッペンと他の奴らを守るように前に出る
するとローブの隙間からドレスの様なものが見え貴族だと気付く
貴族がここになんの用や
俺らを嘲笑いに来たんか？
そう思うとだんだん腹が立ってきて目の前の三人を睨みつける
少女は構わず続ける
『こんな所にいて寒くないの？早くお家に帰らないと風邪引くよ？』
コイツ俺達の事わかって言っとるんか
どこまでも馬鹿にしやがって
すると少女の後ろにいた二人のうち一人の少年が何かに気付いたのか口を開く
？「あの、この人達って奴 隷なんじゃ…」
なんや、知らんかったんか？
『ええ！うちの国では奴 隷とか禁止されてるはずなんだけど……』
こいつアホか、その禁止されてるやつを裏でやっとるんやろうが
俺達はこんな奴らの下におるんか
あまりの無知さにイライラしていると先程まで黙っていたグルッペンが口を開く
gr「貴様達は一体何者だ。何しにここへ来た。答えろ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
補足です
今の皆の年齢は
gr、tn，os，sn、ht，emが8歳
ut，kn，sha、rb、zmが7歳
A、syp、cnが6歳になります
話し方が年齢と全然釣り合ってませんがそこは大目に見てクレメンス……
因みに牢屋にいるのはgr、tn、os、ut、kn、sha、ht、rb、zmになります
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ごまプリン(プロフ) - 紗由さん» はじめまして！ありがとうございます！作りたての時から書きたいなと思ってたので面白いと言っていただけて良かったです！次の過去編も楽しんでもらえるよう頑張ります！！ (2021年6月7日 22時) (
レス) id: 6ebd880c68 (このIDを非表示/違反報告)
紗由(プロフ) - はじめまして。こんにちは。夢主ちゃんの過去編面白かったです！学校で朝通知がきて放課後までずっと楽しみでした!tntnさんたちの過去編も楽しみにしてます！ (2021年6月7日 16時) (レス) id: 0ea605d8d3 (このIDを非表示/違反報告)
ごまプリン(プロフ) - CO2さん» ありがとうございます！大好きと言ってもらえてめっちゃ嬉しいです！！亀さん更新は中々直りませんが（泣）完結に向けて頑張ります！！ (2021年1月11日 14時) (レス) id: 6ebd880c68 (このIDを非表示/違反報告)
CO2(プロフ) - 続編おめでとうございます！この作品大好きなので、亀更新でも続きを書いてくださるだけで凄く嬉しいです！！これからもごまプリンさんのペースで無理なく更新していってください(o_ _)o (2021年1月11日 6時) (レス) id: 55ea3c243b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまプリン | 作成日時：2020年12月29日 2時
