私、女なんだけど part2 【ツイステ】

42話 痛い！ ページ10

次の日、私は普通に登校していた

「あ、グッピーちゃーんおはよ♡」

ぐいっと上からかぶさってくるフロイド

「フロイド、おはよ。ごめんね、当分強めの接触は避けていただきたく…」

「は？なんで」

「昨日怪我しちゃって、こっちの腕結構痛くて動かせないんだ」

「ふーん。骨折？」

「んーん、刺傷みたいな」

「へぇ、お大事にー。気をつけるけど痛かったら言ってねグッピーちゃん♡」

辞めるっていう選択肢はないんだね…

まぁいいか。いつもの事だし

「あ、」

「ん？」

「飽きたあ」

「えっ怖…」

私からサッと離れてスタスタと先を歩くフロイド。

これもいつも通りだしなぁ…

飽きられてしまった私は仕方ないのでそのまま歩くことにした

その時ドンッとぶつかられた

「いだっ、」

「んだよ…ってポムフィオーレのA・ニエーベスか。近くで見るともっと美人だなァ」

ぐっと手を掴まれた

しかもちょうど怪我の上

「いった、い、離して、」

ポロッと涙が出てきた

「貧弱だなぁ？泣けば離してもらえるとでも思ってんのかァ？」

周りの人はみんな見て見ぬふりをする

その時ドガッという音が聞こえた瞬間私の腕から手が離された

「へ、？」

「グッピーちゃんがいてぇって言ってんじゃん離せよ雑魚が」

「ふ、ろいど」

安心して涙が出てきた

ゴシゴシ擦るけど止まらない

「擦ったら目ェ痛くなるってジェイドが言ってたよ」

おろおろとしながら自分のブレザーの袖を押し付けて私の涙を拭くフロイド

「お、前、なんなんだよ…！」

「あ"？うるせーよ黙れ」

また蹴りそうだったので私に注意がむくように

「痛い！！！！」

と騒いだ

「えっ、どうしたの？どこが痛い？オレなんかした？」

思った以上に簡単に引っかかったな…

「ご、ごめんね。昨日の傷が痛くて…フロイド、早く教室に行こう？」

と言って無理やりその場から離れた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
Aちゃんのお名前が変換できないバグがたまに出ているようです。
お手数お掛け致しますが出来ない場合は何話が変換できないのかコメントで教えていただけると幸いです

43話 昼食抜き→←41話 仲良くなれた？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す