32話 和解その2 ページ33
「みたいな感じっすね」
「わざわざそんな事言ってくれてたんだフロイド。後でお礼言わなきゃ」
「監督生、」「デュース、ちょっとこい」
「は!?なんで…っ!」
スペードくんがユウを呼ぶのに被せてグイグイと彼を引っ張っていくエース
「エースと仲良くなれたみたいで良かったです」
「ふふ、まぁね。可愛い後輩が増えて私も嬉しいよ」
「私は早く可愛い後輩から卒業したいですよ?」
「もう、そんな顔したって私の気持ちは変わらないよ」
ですよね〜と言うユウちゃん
まぁでも辛いだろうな好きな人に何回もフラれるの。でも好きでもないのに付き合うっていうのも嫌だろうしなぁ…
さて、どうしたものか…
「先輩、エースたち戻って来ましたよ」
「あ、ほんとだ。私スペードくんに嫌われてる気がするんだよなぁ…」
「え〜そうですかね?先輩こんなにいい人なのに嫌うとか見る目ないよデュース!」
「ぅえっ!?突然なんだよ監督生…って、それよりもニエーベス先輩」
「はいはい?なぁに」
スペードくんは大きく息を吸ってばっと深く腰を折った
「え"な、なに」
「すみませんでした!!!!先輩のこと意地悪な人だと勘違いしてました!!!」
「あ、うん、い、いいよ。いいから頭上げて声量を下げて…」
エースに助けを求めるように目線を向けるとお腹を抱えて笑っていた
エース…!!!!
「あ、す、すみません…あの、これから僕もその、相談とかしても…」
「もちろん。いつでも頼ってね。後、Aでいいよニエーベスって言いにくいでしょ」
くすりと笑って言うとスペードくんは一瞬固まってから「は、はい!」と元気の良い返事を返してくれた
「あと…」
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作者名:ぴよぴよ | 作成日時:2020年5月15日 10時