29話 奢り ページ30
「ほら、好きなもん食え、奢ってやる」
今日はレオナ先輩の機嫌がいいらしい
「まじっすか!!!ごちになりまーす!」
「ご馳走様っス!」
「おい、ラギーには言ってねぇ…ってはえーなあいつ」
「私に負けず劣らずの守銭奴ですからね」
「…今の2、3年はお前の味方だからな」
「ふふ、珍しいですねレオナ先輩がそんなこと言うの」
「さっき言い返しててスカッとしたからな」
「奢りもそういう事ですか」
「まぁ、そうかもな」
ツンデレオナ先輩…
「じゃあ何回でも見せるんで明日も奢ってください」
「ダメに決まってんだろ」
「ちぇー残念。じゃあごはん選んでききまーす」と言ってラギーの方へ行った
「ラギー、いっぱい買おうよ」
「いいっすねぇ〜オレAのそういう所結構すきっスよ」
「似てるところあるもんね私たち。特にお金関係とか」
「確かに。生い立ちもまぁ、近いものはあるっスもんね」
「ね〜」
と言いながらバンバンカゴにご飯を入れていくラギーと私
「小鬼ちゃんたち今日は珍しく沢山買うね!」
会計の時にサムさんが驚いたように言ってきた
「まぁ、先輩が奢ってくれるみたいなので」
「ねー」と笑い合う私たちを微笑ましそうにサムさんが見ていた
くすくす笑い合っているうちにお会計が終わってた
「あ、ありがとうございます!」
「よっし、レオナさんの所戻るっスよ」
はーいと言ってレオナ先輩のいるテーブルの方に行く
「レオナせんぱーい」
「げ、お前ら人の金だからって買いすぎだろ…食えんのか?これ」
「無理だったらレオナ先輩にあげますよ」
「はぁ、そうかよ」
もぐもぐと買ってきたご飯を食べているとラギーに話しかけられた
「Aはいつもあんなふうに言われてるんスか?」
「さっきのスペードくんの?まぁ、たまにあるよ。この前エースとは和解した」
「へぇ、そりゃ大変っスね」
「助けろや」
「オレはレオナさんの世話で手一杯なんで無理っスかね〜」
「あー、それは確かに〜」
「お前らそれ本人の目の前で話すことじゃねぇだろ」
へへ、と笑って誤魔化す
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
すぐに新作を出してしまう。
モブ主人公の話。
【ツイステ】主要キャラとは絶対に関わりません!
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作者名:ぴよぴよ | 作成日時:2020年5月15日 10時