私、女なんだけど【ツイステ】 (ページ29)

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28話無条件ページ29

「ふうん。じゃあキミ、さっき言ったように私はユウちゃんと先輩後輩っていう関係としか思ってないから。」

「っ…いいですよね無条件に誰からも好かれる人は」

「別に無条件に好かれてないけど。キミには嫌われてるし…てか2人とも笑いすぎでしょ。ほら、ラギー起きて」

手を差し出すとその手を取って起き上がるラギー

「いや、だって君誰？って言って名前聞いたのに名前呼ばないし」

と言ってまた笑い出す

「だって嫌われてるみたいだから。てか、もういい？私お腹すいたんだけど」

「なっ、！…今日は僕達の所来ないでくださいね」

「じゃあユウちゃんのことちゃんと捕まえといてよ。私が知ったことじゃない。アンタ達に私の行動制限される覚えはない」

と言うと頭にポンっと手が乗る

「お前ほんと男らしいよな。入学式の日に学費払えないっつって学園長室に退学させろって騒ぎに行ったんだろ？」

「げ、なんでそれ知ってるんですか…だって家が貧しいのに弟とか妹放って自分だけいい暮らしなんて出来ませんよ」

「オレだってスラムからオレだけ来たんだし同じようなもんッスよ。親御さん許してくれてるんでしょ？」

「まぁ…いいところに就職しろよとは言われたけど」

「…そういう事だ一年坊、こいつだってそれなりに苦労してるんだよ。何も知らずに罵倒するのはやめろ」

ほら行くぞ、と言ってレオナ先輩は私の足にしっぽを絡ませて来た

「しっぽくすぐったいんでやめてください。引きちぎりますよ」

「俺にそんなこと言うなんていい度胸だなァ」

「ラギーレオナ先輩が女の子いじめようとしてる〜」

「それはよくないっスね〜」

2人でニヤニヤとしながらレオナ先輩を見る

「おめーらこういう時ばっかり結託しやがって」