私、女なんだけど【ツイステ】 (ページ24)

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23話助けろページ24

いや、そもそも関わりが薄い人に助けを求めるのは間違いか

と思いながらまた辺りを見回す

「あ、」

ジェイドと目が合った

助けを求めるとゆっくりとこちらに近づいてきた

「先輩？どうかしましたか？」

「ん、いや、なんでもないよ」

「A」

「…ジェイド、どうかした？」

「いえ、良ければ一緒に昼食をとりたいと思っていたので」

「あー、俺らはいいんでそっちはそっちで食ってもらって大丈夫ですよー」

ほんとに私の事嫌いだなこのクソガキめ

「そうですか？その割に腕を掴まれていて彼女が困っているように見えたのですが」

「彼女？そいつ男じゃねぇの？」

そいつ？さっきから先輩に対してもタメ口ばっかりだし

「じゃあ自己紹介をします。君が"そいつ"と言っているのは"2年"のA・ニエーベスです。"女"です。どうも。」

「お、女…？男かと思った」

困惑している彼につい、言ってしまった

「そいつとかタメ口とかもう少し気をつけろよクソガキが」

まぁ、ニコニコしながら言ったしおふざけくらいで捉えてくれればいいな…

先輩が後輩いじめるとか恥ずかしすぎる…

「では、僕らと食べるということでいいですね？A、行きますよ」

「はーい。じゃあね、後輩たち」

ヒラヒラ〜と手を振ってジェイドの後ろを着いていく

「ほんと、ありがとうございました…」

深く頭を下げる

「ふふ、気にしないでください。面白いものも見れましたし対価はなしでいいですよ」

「え、ほんと？対価のことなんも考えてなかったから良かった！」

「あなたらしいですね」

「さっきキレてたのグッピーちゃんだったんだ〜」

「あ、裏切り者だ〜」

「は？何の話？」

「こっちの話。キレてはないよ。後輩にいいことを教えてあげただけ。私ったらやっさし〜ってことで私はもういくね。」

というと腕を掴まれた

「一緒に食べていかないんですか？」